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人との距離感の取り方~人間関係のストレスを減らそう [ストレスを溜めない考え方④]


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仲は良いんだけど、なんだかストレス・・・
こんな関係はありませんか?

「集まればグチや悪口ばかりで疲れる。」
「周りに合わせなければいけないのがつらい・・・。」
「自分だけのけ者にされるのは怖い。」

ひとりぼっちは寂しいけれど、仲良くなるとベッタリで息苦しいような状況。
友だちやグループなどの人間関係では、楽しさと煩わしさ共に存在します。

人との距離感をどのようにとったらよいのでしょうか?



★無意識に保とうとする『距離』

人間は他人と接触するとき、『パーソナルスペース』を保とうとします。
無意識に物理的な距離をおき、自分の空間を守るのです。
例えば個人的な話をするときは、約75~120㎝のパーソナルスペース、
手を伸ばせばお互いに触れられるくらいの距離をとろうとします。
そしてこの距離以上近づくと、不快感を覚えます。

物理的距離と精神的距離はおおよそ一致すると言われています。
物理的な空間で近づきすぎると不快感を覚えるのと同様に、
精神的にもパーソナルスペースが保たれなければ苦しくなります。
いくら仲が良くても、あまり近づかれすぎるとストレスになるのです。




★『精神的距離』の保ち方

以下の4点を意識すると、ストレスも軽減すると思います。


①一緒に過ごす時間

同じ人たちとずっと時間を共有していると苦しくなります。
公的な時間は仕方ないですが、それ以外の時間、
例えば職場なら昼休みや勤務後、休日など、
どうしても共有しなければいけない時間以外は自分の時間と空間を確保しましょう。
1人の時間や、その他の人たちと過ごす時間を作ったりして、
自分から一緒に過ごす時間に制限をかけていくことが重要です。


②情報の開示

人間関係において、自分の情報を開示することは、
信頼関係を築く上では大切なことではあります。
そうやって他人との精神的な距離をぐっと近づけることが可能です。
それ故、情報のすべて、例えば家族や恋人、コンプレックスや台所事情・・・
文字通りすべてを話してしまえば、距離感は非常に縮まってしまうものです。
聞いてくれた相手にも仲間意識と依存的な感情が生まれ、
近づいた距離を離そうとすることは強い摩擦を生む結果となります。
なかには情報を握り、他人を支配したいと思うような人間もいるのです。


③同調

ミラーリングという手法があります。
相手が笑ったら笑い、泣いたら泣き、飲み物を飲んだら飲む。
まるで鏡に映しているかのように行動することで、相手を安心させる技術です。
技術とはいえ、人間関係を築くときは自然とやっている方も多いと思います。
しかし、相手に同調しすぎてしまうと、相手からの期待がエスカレートします。

例えば、辛いときにグチを聞いて、同調してあげるのは、
相手の心の負担を軽くする効果があります。
しかし、これを何度となく繰り返していくと、
グチを聞くのに疲れたのでやめようとしたときにはすでに、
相手からの依存的な感情が強くなっているので、
話を急に聞いてくれなくなったと恨まれる可能性もあります。

同調し過ぎるのは問題です。
自分には自分の考え方があるのですから、それをしっかりと持ちましょう。
どうしてもグチを聞くのであれば、グチの内容に同調するのではなく、
苦しんでいる気持ちに共感してあげましょう。


④3つ目の活動拠点

今の活動範囲はどんな感じでしょう?
家と職場、家と学校、家とママ友・・・2つになっていませんか?
人間関係が苦しく重くなってしまわないように、
3つ目の活動場所を確保し、リスクを分散させましょう。
サークル、趣味、昔の友だち、別部署の人、ボランティア・・・
2つ目の活動範囲とはまったく違う場所に拠点を設けるのです。
自分の興味のあることであれば、その人間関係も楽しくなるかもしれません。





距離感と達人といえば、ネコ、ですかね?
人に媚びたりせず、自分のペースで行動します。
甘えてきたと思ったら、フッとどこかへ行ってしまう。
要は、精神的な距離をとろうと冷たくあしらったりするのではなく、
自分の軸をはっきりさせること。
それには、自分がどうしたいか、をしっかり認識することです。

本心をすべてさらけ出さなければ、真の友情は築けないと思っていませんか?
本当に思いやってくれる友だちであれば、そんなことは要求してきません。
お互いに自分の心地良さを求め、それが合う。
それこそ、友だちとしてずっとやっていける相手です。
大事な人を、大事にしていきましょう\_(・ω・`)ココ重要!



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『フロー体験』や『ゾーンに入る』方法~『フロー』と幸福感 [心理学的リラックス法]


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何かに没頭して、時間が経つのも忘れてしまった。
身体が痛かったのに、まったく気にならなかった。
こんな感覚を経験したことはありますか?

心理学者ミハイ・チクセントミハイによって提唱された『フロー(flow)』。
人間がそのときしていることに完全に浸り、精力的に集中している感覚に特徴づけられます。
自分自身の心理的エネルギーが100%、今取り組んでいる対象へと注がれている状態です。
『ゾーン』や『ピークエクスペリエンス』とも呼ばれます。
そして『フロー』を経験することを『フロー体験』、
アスリートなどは『ゾーンに入った』と表現したりします。




★『フロー』の構成要素

『フロー体験』をするためには、以下のような要素が必要となります。

①明確な目的
目的を設定するということは、自分の向かっている先を明確にするということです。
自分の行先も分からないのに目的地には着けません。
その目的地があることで、過程に対して集中できるのです。

②専念と集中
注意力の限定された分野への高度な集中が必要になります。
それを行う人が、それに深く集中し、探求する機会を持つことが大切です。
つまり、そのことに専念し集中する時間を作らなければならないということです。

③活動と意識の融合
活動と意識が融合すると、自分に対する意識の感覚が低下します。
その行為自体は意識していても、その行為をしている自分を意識することがなくなります。
自分がそれをしている、自分が行為を意識していることをさらに意識してしまうと、
いわゆる「アガった」状態になってしまいます。

④時間感覚のゆがみ
これは一番知覚されやすい、『楽しすぎて時間が経つのを忘れた』状態です。
現実には数秒のことがスローに思えたり、逆に何時間もが一瞬に感じられたり、
時間感覚の変化が現実体験の歪曲となって現れます。

⑤直接的で即座な反応
活動の過程における成功と失敗が明確で、
行動が必要に応じて調整される状態のことです。
これは違う、ではこうしようという判断がすぐにできる、
目的や課題に対して適切で即自的なフィードバックを得られるということです。

⑥能力の水準と難易度とのバランス
達成しようとする活動の難易度と能力の発揮具合が適切なバランスである状態。
自分の能力と照らし合わせて難しすぎず、簡単すぎず、
全脳力を出しきることを要求されるレベルであること。
それをやり遂げることで自分の能力が向上するような難易度であることが重要です。

⑦状況や活動を自分で制御している感覚
その行為に対して自分がコントロールできているという感覚であること。
他人により状況や活動がコントロールされている感覚は失われます。
その物や状況をすべて自分でコントロールできると思うようになります。

⓼活動に本質的に価値がある
活動すること自体に価値があると感じ、その活動をすることが苦にならない状態。
その活動のあとどんな報酬があるか、褒められるかなどは一切関係なく、
その活動自体を目的にし、価値を見出すということです。


≪集中を妨げる要因のシャットアウト≫

上記8つの自分自身の状態に加え、環境が集中を妨げない状態であることも必要です。
これは、誰もいないところ、静かなところである必要はありません。
アスリートなどは大勢の観客やライバルの前で競技を行うのですから。
要は誰がいても、どんな状況でも、自分の意識にその行為以外のことが入ってこず、
その対象のみに集中できればよいのです。
例えば職場であれば、文章を書くのに集中しているときに、
同僚から声をかえられて意識がそちらに引っ張られることの無い状態のことです。




★『フロー体験』と幸福感

上記の要素が満たされると自分の心理的なエネルギーは、
100%その対象に注ぎ込まれるようになり、
非常に高い集中と、楽しいという感覚が生み出されます。
『フロー体験』はその状態にある間、人間は時間の流れを忘れ、
ひたすらその行為に没頭し、得も言われぬ高揚感を抱きます。
そしてこれが幸福感へと繋がっていきます。

『フロー体験』によって自分自身の複雑性が増し、それが成長に繋がります。
自分自身の能力を最大限に発揮し、そのプロセスを通じて、
自分自身の能力と、その行為よりさらに難しいものを行う力が向上し、
この体験を積み重ねることによって、自分の成長が加速されます。
自分自身の成長、これが人間の幸福感であることは、我々も経験と知っているはずです。

逆に快楽の追求、例えばお金をかけて娯楽を楽しむということは、
リラックスやリフレッシュなどには有効ではありますが、
自分自身の成長に繋がらないので、長期的な幸福感をもたらすものではありません。

要所要所で自分自身をリフレッシュし、長期的には『フロー体験』をする、
これが自分を幸せに導く1つの方法なのです。



★『フロー体験』をするポイント

自分自身と環境に必要なことは分かりました。
では、そのように『フロー』を見つければよいのでしょうか?
そのポイントを説明します。


①自分を変えようとしない
自己啓発などで今までとはまったく違ったことをしようとすると、なかなか上手くいきません。
必要なのは自分のスキルを活用する機会と、その行為に打ち込める時間。
それを繰り返していくことで成長し、おのずと自分の変化も現れます。
今の生活にその時間がないなら、その時間を作ることに力を注ぎましょう。
別の人間になるのではなく、自分を成長させるのです。

②注意力の投資
どんな行為でも、『フロー』を引き出し楽しめるようになる前には、
注意力の投資が必要となります。
テレビを見ることに比べると、趣味は2.5倍、活動的なスポーツやゲームは3倍、
高揚感を感じやすく、フロー体験を得やすいといいます。
しかし多くの人が、趣味やスポーツをする4倍以上の時間を、
テレビを見ることに費やすそうです。
フロー体験を生む行為には最初は努力や注意力が必要なのに対し、
テレビなどの受け身的なレジャーは楽だからです。
本当にフロー体験をしたいのなら、ある程度の注意力を投資し、
最初は技術を磨かなければなりません。

③テレビより本
テレビを見るくらいなら、読書をしましょう。
ドイツでの調査で、最も多くのフロー体験は、
多くの本を読みテレビを見ない人々によって報告されました。
逆もしかり、です。
フロー体験を得るには、能動的で積極的な活動が必要なことが分かります。

④仲間や友情
学問や芸術の成功と孤独であることはしばしば関連付けられますが、
フロー体験には仲間の存在が重要です。
人間は、誰かと一緒に居ることによって自分を見出します。
ずっと1人でいるのであれば、自分という存在も意味はありません。
同じ価値観を持ち、互いに鼓舞し支え合える仲間から得られるフィードバックは大切です。
『黒子のバスケ』という漫画をご存知ですか?
これはこの点を非常によく表現していると思います。

⑤精神的な豊かさ
経済と人生に対する幸福感には、わずかな関係性しかありません。
物質的、金銭的な豊かさと『フロー』にはまったく関係がないのです。
やりがいのある仕事、大好きな趣味、打ち込めるスポーツ、
これらが我々の人生に価値を与えてくれるのです。

⑥病気や障害
『フロー』状態の人はその間、痛みなどを我慢できます。
スポーツ選手は試合中、、痛みを忘れたりもします。

そして、病気や障害によって簡単にできることが難しい場合。
例えば服を着る、食事をする、散歩をする、車の運転・・・
これらの行為でも『フロー』を引き出せるようになるといいます。
ミラノ大学の研究によると、半身不随などの多くの人々にインタビューしたところ、
大きな事故の後の方が、事故以前より人生を楽しんでいることが分かりました。
逆に、宝くじ当選者の研究では、
宝くじを当てても幸福になっていないことも分かっています。
つまり人生における幸福とは、その人に起こった事柄ではなく、
その人自身が何を成し遂げるか、にあるのです。

⑦考えるなら良いこと
自分を内省し、深く考えることが大事だと言われます。
しかし、過去の辛い出来事について繰り返し考えるようであれば、
それは現在をも辛いものにしてしまいます。
もし自分についてよく考えるのなら、良かったことや楽しかったことを思い出し、
それ振り返ることでより自分を良い状態に持っていく事が可能です。





どんな境遇にあっても、幸せを味わうことは可能です。
この言葉は、苦しんでいる人に対しての苦し紛れの言葉のように聞こえます。
しかし実際は、『フロー体験』を通じての高揚感や達成感からくる幸福感は、
どんな人にも導き出せるものと分かります。

スポーツの世界では勝負がついて回ります。
勝った方が楽しいに決まっているのですが、負けても自分の成長に繋がる、
この言葉も、敗者にたいする慰めではなく、実際に起こり得ることだと分かります。
負けたとしても『フロー』を体験すれば、それは幸福感に繋がるのです。

好きなことを見つけてください。
そしてそれに打ち込んでください。
簡単に出来ることに惑わされないでください。
あなたの全力をぶつけてください。

変化は、あなたの延長上にあります\(\o-) ヘーン (-o/)ゝ シン!!! \(`O´)/ トウ!!



関連記事:自分の好きなことの見つけ方~好きなことをしてストレス解消しよう


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見返りを求めない方法~期待と現実のギャップがストレスになる [ストレスを溜めない考え方④]


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世の中は「give & take」で成り立っています。
仕事をすればお給料がもらえる。
お金を払えば物さサービスがもらえる。
私たちは幼い頃からこの「give & take」を当然のように思い生きてきました。

「とても良くしてあげてるのに、あの人は感謝すらしない。」
「譲ってあげたのに、お辞儀ひとつしない。」
「いつも自分ばかり奢って、奢ってもらったこともない。」
何かしてあげたら当然見返りがあるものと思って生きてきたので、
無意識にその分の見返りを期待し、なければイライラしてしまいます。

ではこのような世の中で、見返りを求めずに生きることは可能なのでしょうか?




★「期待」と「現実」のギャップ

確かにこの世界は「give & take」で成り立っているのですが、
ギブしてもテイクされないことが、よくあります。
そのとき、人は見返りがあるという無意識にもっていた期待が裏切られ、
現実とのギャップが発生し、そのことにストレスを感じます。

じゃあ、「give & give」にすればよいのか?
「見返りを求めずに、ただ与え続ける」。
・・・どんな人格者でしょうね?
自分が与えられ続けたら、ちょっと疑いますよね。
何か、裏があるんじゃないかと・・・
なんのわだかまりもなくこれを行うのは、非常に難しいのです。




★見返りを求めない心の持ち方

①自分のしたいようにする

自分のしたことが報われるかどうかを考えずに、
自分が良いと思ったことやしたいと思ったことを、
心のおもむくままに行動に移します。
それが何かのため、誰かのためになるかどうかは考えないようにします。


②親切への恩返しと思う

今まで生きてきて、どのくらいの他人に親切にしてもらいましたか?
その人たちすべてに、そのお返しはできていますか?
恩を感じ、ありがたいと思っているのであれば、
自分が今目の前にいる誰かにする親切を、過去の人たちに対する恩返しと思いましょう。
そうすれば、直接目の前の人から見返りを期待することもありません。


③損得勘定で行動しない

何か行動する際に、それが損か得かで考えるのをやめましょう。
行動を選択する基準は常に、自分がその行動を好きか嫌いかです。
他人からどのように見られるか、何か返ってくるかで考えてしまうと、
自分の嫌なことををしてしまう可能性もあります。
本当に自分を納得させ、良い気分になりたいのなら、自分の好きなことをしましょう。


④善いことをした嬉しさを感じる

自分が善い行いをしたときは、なんとなく嬉しい気持ちが湧き上がりませんか?
その嬉しさを感じたこと自体が素晴らしいことです。
なんとなく気分がいい状態を自分の行動から導き出せれば、
誰かに乱されてもまた自分の軸に戻せば良いだけなのです。


⑤手伝いは好意で行う

他人を手助けするときも、自分がしたいからする、ということが重要です。
相手から感謝の言葉やお礼を受け取ることができるかどうかは、
問題にしてはいけないのです。
断ることだってできたはずなのに、相手を手伝うと決めたのは、
あくまでも自分の意思だということを忘れないでください。




★やっぱり世界は「give & take」で成り立っている

「情けは人のためならず」という言葉を知っていますか?
これ、結構勘違いしている人も多いのですが、
「情けをかけるのはその人のためにならない」という意味ではありません。
『他人に情けをかければいずれ自分に返ってくる』
⇒『情けは人のためならず、自分のためだ』という意味です。

とても壮大な話になるのですが、自分が与えたものは、
必ずすべて自分に返ってくるといいます。
善い行いも悪い行いも、全部自分に返ってくるというのです。
それは形を変え、人を変え、時間を超え、必ず返ってくるそうです。
『人は与えた分だけを受け取る』という法則があります。
証明のしようはありません。
ただこの法則を少しでも信じられれば、結局は自分のためになっていることになるので、
見返りの無いストレスからも多少は解放されるかもしれません。




★そうは言ってもイライラする!!

そうですよね、そんな、いつどこで返ってくるか分からない見返りを、
のんびり待てるようならそもそもイライラしたりはしないでしょう(;´・ω・)

ここでちょっとした考え方を紹介します。
何か、ある人のためにすることになりそうなときに、自分に問います。

『もしも相手から見返りがまったくないとしても、それを相手のためにやりたいか?』

この問いに、『Yes!』と答えられることだけをします。
この基準で行動できれば、その人からの見返りを求めずにいられます。

どうでもよい他人のために見返りを求めずに行動するのは難しいものです。
その場合、『No!』であればしなければよいのです。
そしてきっと、大切な人たちに対してなら、出来ると思うんです。
大切な人の幸せは、自分の幸せでもありますから。





見返りを求められず、愛や思いやりや優しさをもらえるとしたら、
それは与えてくれる人から遠回しに、『あなたには価値がある』、
そう言われているのと同じだと思います。
もし、自分には価値がないと思いってる人がそれを受け取れるとしたら・・・
そう考えると、見返りを求めずに何かをするのも、そんなに難しくはないでしょう?

素直に、こうしたいと思えることだけしてください。
なにより、自分にウソをつかずに。Σd(゚∀゚d)イカス! +.゜


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アンカリングの効果~感情をコントロールしストレス解消 [心理学的リラックス法]


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人それぞれ、気分転換の方法は色々あると思います。
イメージをしたり、ガムを噛んだり、飲み物を飲んだり。
そうしてその時々に必要な気分を引き出しているでしょう。

もしも必要なときに必要な感情を自由に引き出せたら、
素晴らしいパフォーマンスができると思いませんか?

今回は感情を意図的に引き出す方法、『アンカリング』のお話です。



★パブロフの犬

「パブロフの犬」の実験を知っていますか?

犬がエサを食べるときに、同時に「ベル」を鳴らします。
これを何回か繰り返していると、「ベルの音」と「食べる行為」が関連付けられて、
エサが出てこなくても「ベル」が鳴っただけで、犬はよだれを垂らすようになります。
このとき、「ベル」がエサを食べる状態の『アンカー』になります。

人間も同時に2つのことを行うと、その2つが結びついて、
本来はまったく関係ないことが関連付けられてしまいます。
これが「条件付け」=『アンカリング』です。




★『アンカリング』のやり方

①引き出したい感情を選択する

例えば、自信・リラック・冷静・情熱・ポジティブ・・・
他にも自分が必要だと思う感情を1つ選びます。


②『過去のシーン』を思い描く

鮮明に思い出せる『過去のシーン』、どんなに昔のことでも構いません。
選んだ感情がありありと思い出される『過去のシーン』を思い描きます。

自信であれば何かに成功したり、誰かに褒められたりしたとき。
リラックスであれば温泉につかったり、部屋で音楽を聴いているとき。
冷静であれば落ち着いた状態で何かを判断したり、助言をしたとき。

内容はどんなことでも構いません。
五感をフルに使って、当時の自分と同化します。
そのときの気持ち・感情を今、もう一度自分の中に再現します。
しっかりとその状態に入り込むことが大切です。

五感をフルに使って深く入り込むこと。
これが唯一かつ「絶対」の条件となります。
この入り込みが強ければ強いほど、強力なスイッチになります。
ここにすべての集中力を使ってください。
成功するかどうかはこの段階にかかっています。


③『アンカー』をつくる

身体の特定の部位や動作を『アンカー』にして、その欲しい感情を導き出します。
まずはこの特定の部位や動作を先に決めておきましょう。
普段しないような動作を『アンカー』にしてください。
「鼻を触る」とか「頭をかく」などの普段する動作や自分特有のクセは避けます。
そして、『過去のシーン』での感情が最高潮に達する一歩手前のタイミングで、
特定の部位に触れたり、動作をしたりします。
これにより、部位に触れた「刺激」と「感情」をリンクさせます。


④感情を一旦クリアする

「刺激」と「感情」をリンクさせたら、一旦その感情から離れます。
身体を動かしたり別のことを考えたりして、刺激と感情を消し去ります。
水を飲んで口の中の味をなくすようなイメージです。


⑤『アンカー』の確認

先ほど決めた「刺激」で「感情」を引き出せるか確認します。
上手く感情が引き出せない場合は、以下の2点が考えられます。

・『過去のシーン』への入り込み方が弱い。
・『アンカー』を作るのに時間がかかっている。

入り込みが弱い場合は、再度繰り返してください。
自分を言い聞かせるのではなく、そのときの自分の感情を今感じるようにします。

また、感情は最高潮に達してからすぐ下降します。
『アンカー』に時間がかかると感情が弱まってしまうので、
作るときは数秒で行ってください。


例えば右耳を『アンカー』にしたとします。
ここに良いことがある度にアンカリングを重ねて、
アンカリングの貯金をすることができます。
これを『パワーアンカー』と呼びます。




★ストレスを『アンカリング』で消す方法

自分のプラスの感情で作ったアンカーを『プラスのアンカー』とします。
これができたら次に、『マイナスのアンカー』を作ります。


例えば『プラスのアンカー』を右ひざに作ったとします。
そうしたら『マイナスのアンカー』を左ひざに作ってみましょう。
嫌な感情を引き起こす出来事をありありと感じて、同じようにアンカーを作ります。
マイナスのアンカリングは重ねないでくださいね。
一回ずつ解消していきます。

次に、『プラスのアンカー』と『マイナスのアンカー』を同時に刺激します。
このとき、ほんの一瞬で構わないので、『プラスのアンカー』に先に触れます。
そのまま両方を刺激していると、30秒~2分くらい、
身体の中でプラスとマイナスが戦っているような感覚になります。
そしてしばらくすると、混乱が収まったように感じます。
個人差があるので、ちょっと違うかもしれませんが、
特に大きく弊害になることはありません。

心が鎮まったら、まず先にマイナスのアンカーから手を離します。
5秒ほどしてからプラスのアンカーから手を離します。

これが上手くいくと、マイナスの出来事自体の記憶は残っていますが、
それを思い出しても嫌な感情がよみがえることはなく、
客観的かつ冷静に出来事を判断できるようになります。





『アンカリング』とはプラスマイナス、両方の感情を自分で操ることができます。
最初はなかなか難しいかもしれませんが、
特に副作用とか悪影響とかはないので、試してみる価値はあると思います。
プロスポーツ選手がどこかに触れたり、アクセサリーにキスしたり、
あの仕草も『アンカー』なのです。

あんまりおかしな『アンカー』にすると、人前でするときに恥ずかしいので、
ほどほどの部位や動作にしておきましょう。
特別変わったことでなければ、周囲にも気づかれずにできます。
特に日々緊張しストレスが溜まっているのであれば、
ぜひリラックスのアンカー作ってみてください!旦_(-ω- ,,)マターリ


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人生で後悔しない生き方~後悔から希望を見出す方法 [ストレスを溜めない考え方④]


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後悔していることはありますか?
その時どうして、今の方を選んだのでしょうか?
それがベストだったからではないですか?

後悔ばかりしているともちろんストレスが溜まります。
では、後悔とはどのようなものでしょうか。




★選択することが生む『後悔』

人生とは選択の連続です。
大きな決断から小さな選択まで、人間は日々選択をしながら生きています。
今日着ていく服、お昼ご飯、買い物・・・
どの道を行くかだって、決まっていなければ選択の必要があります。

どちらかを選ぶということは、選ばなかった方は捨て去るということです。
一方を選んだつもりでももう片方に未練があれば、本当の意味で選択したことにはなりません。
そうして、いつまでも後悔し、先に進めないという状況がやってくるのです。



★「後悔」と「妄想」はワンセット

後悔があって、現在を否定してくなるような思いがあると、
ある時点の異なる選択をしたときのことを妄想して、その中に逃げ込みたくなります。
人間は、自分が選ばなかった未来を美化しがちです。
あの時別の選択をしていたら、もっと悲惨なことになっていたかもとは思いません。

「選んだ方」と「選ばなかった方」。
2つの選択肢を比べるのは不可能です。
「選ばなかった方」は妄想でしかないのですから。



★『後悔』から自分を知る方法

後悔の念だけに囚われるのではなく、後悔している事柄に焦点を当てます。
「選ばなかった方」の妄想の中から、自分が本当に欲しいものを見つけるのです。

もしあのとき「選ばなかった方」を選んでいたとしたら、
今とは違う状況になって、それが幸せだったかもしれない。
物質的な部分は取り除いて、幸せだけを取り出します。

今、あなたが望んでいることは、過去にもどってやり直すことではありません。
その幸せを手に入れることです。
「選ばなかった方」に依存してその幸せを妄想するのではなく、
今現時点でその幸せを手に入れることをイメージしてください。
自分ができることはありませんか?
少しずつでも、日常に変化を呼び込んでみてください。





イメージしたところで何も変わらないと思うかもしれません。
それでも、過去を後悔するよりも、現在の自分が幸せになるイメージをしてください。
それに慣れれば、常に自分の幸せを模索できるようになります。
それは、人生を変化させるきっかけになっていくかもしれないんです。

本当は『後悔』をしてもいいと思うんです。
それが楽しいと思えるなら。
それでも、「後悔」が苦しいなら手放しましょう。
自分の希望を見つけるきっかけにしてくださいキョロ (∇ ̄ )(  ̄ ∇) キョロ


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ため息をつく原因とリラックス効果 [色々なリラックス方法⑥]


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ため息というと、どんなイメージでしょうか。
暗い感じ、そばでされると自分まで不快になりそうではないですか?
構ってもらいたくてため息をつく人などは、非常に面倒臭いです。
このため息、何のためにするものなんでしょうか。




★『ため息』がでる理由

『ため息』とは、身体の中から深い息を吐く呼吸法のことです。
ため息をすることによて血流が良くなり、多くの酸素を取り込むことが出来ます。
無意識のため息は、深呼吸や腹式呼吸をしているのと同じなのです。

忙しく緊張した状態が続くと、人間の呼吸は浅くなりがちです。
また、ストレスが溜まったり悩み事を抱えていると、
下を向くことが多くなり、姿勢も悪くなって呼吸も浅くなります。
そうなると全身に酸素が十分に行き渡らなくなるため、
身体が酸欠状態になり、疲労が蓄積されます。
その状態をリラックスさせようと、ため息をつくというわけです。




★『ため息』の弊害

リラックス効果があるといっても、たくさんしすぎるのはいけないと言います。

緊張状態を和らげるためにため息をつくわけですが、ため息で多少リラックスしたとしても、
そのあとすぐにまた緊張状態に戻ることが多いと思います。
意識的に休息を取らなければ、自然とため息の回数も増えていきます。
ため息はいわば、リラックスしたいという心身のサインなのです。
それを無視していれば自律神経のバランスも乱れ、最終的に「鬱」へと繋がる恐れもあります。
そのことから、「頻繁なため息」はうつ病の1つのサインと言われているのでしょう。




★『ため息』の上手なつき方

ため息は必要があって出るのですから、我慢しないで思いっきりしましょう。
ただ、周囲に良い印象を与えないのは確かなことです。
思いっ切りできなそうであれば、1人になれるところを探しましょう。
「ハァー!」とやると同時に、肩の力を抜きます。
そのあとは思いっ切り息を吸いこみます。
2・3回繰り返してください、目を閉じてやるのも効果的です。
そうすると自然に深呼吸や腹式呼吸になっているのです。
忙しいと呼吸が浅くなり、腹式呼吸をする機会は失われます。
『ため息』が出たときは、それに気づくチャンスなのです。

また、ため息が出るときは身体が「リラックスしたい!」というサインを送っています。
できれば5分でもいいので休憩を取ったり、トイレに行きましょう。
心身ともにリフレッシュできれば、また頑張れます。




★「ため息をつく人」への対処は?

周囲にため息を頻繁につく人がいると、やっぱり空気が重くなりますよね。
ため息にも無意識なものと故意なものがあると思います。

まず無意識にため息をついている人。
「ずいぶんため息をついてるけど大丈夫?」と声をかけてみましょう。
「え?ため息ついてた?」と言う返事が返ってくると思います。
笑顔が減ってきていたり寝られないなどがあればかなりまいっているかもしれません。
そうでなければため息の効果の話をしてあげれば、
気持ち良くため息がつけるようになるかもしれませんね。

次に故意でため息をついている人。
これは構ってほしいので、1人でついてと言っても通じません・・よね・・。
提案程度に聞いていただきたいのですが、
ため息1回100円!とかにしてみたらいかがでしょう?
そうすれば、何かちょっとお菓子を買ったりするお金になるので、
もしその人がため息をついても、ちょっと得した気分になるかも?
お金がかかればわざとため息もつかなくなるかもしれませんよ(;^ω^)





「ため息をつくと幸せが逃げる」なんて言いますが、
『ため息』でリラックスしやる気が出るのなら素晴らしいことです。
上手について有効活用しましょう。
何でも、自分からのサインだと思ってみください。
人前でやると「かまってちゃん」みたいでカッコ悪いので、
1人でこっそり思いっきり!ε=(・д・`*)ハァーーー!!!



関連記事:正しい呼吸法で自律神経を整えるストレス解消方法
     悪い姿勢を正しい姿勢にしてストレスに強くなろう


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嫌わられる勇気と覚悟~好かれようとうするとストレスが溜まる [ストレスを溜めない考え方③]


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『嫌い』という感情、たくさんあると思います。
ただ、自分にその感情が向くのは辛いと感じる方も多いでしょう。
「嫌われたくない。」
至極当然な感情だと思います。
しかし、この感情こそ、人間関係のストレスを増大させるのです。



★みんなに嫌われない方法などない

10人、自分のことを知っている人がいるとしたら、好意を持ってくれるのは2人。
6人は関心がなく、残りの2人は嫌いと思っている。
2-6-2の法則というものがあるのですが、
その割合が本当でなくても、冷静に見れば感覚的には周囲の人は、
これくらいの割合で好き嫌いが分かれていると思いませんか?

人間はどんな風に生きていても、必ず誰かから嫌われます。
それは嫉妬だったり勘違いだったりするかもしれませんが、
すべての他人に好かれることは不可能です。
仮に自分を嫌いな2割の人間に好かれようと思って生きたら、
もしかすると自分を好きだと言ってくれる2割の他人に嫌われてしまうかもしれません。



★嫌われることを恐れない

みんなに嫌われないようにするにはどうしたらよいのでしょう?
他人の顔色をうかがってその人の機嫌を損ねないようにしたりとか?
あちらこちらで良い顔をする人のことを八方美人て言いますよね。
言ってることが違ったり、自分の意見をまったく言わなかったり、
そういう人を好きになれなかったりすることはなかったですか?
実際にそういう人が周囲から鬱陶しがられていたこともあるのではないでしょうか。

もちろん、嫌われてもいいから嫌がらせをしよう、なんて話ではありません。
それと嫌われてもいいと思うことはまったく別です。
どんな態度でいようと、自分を嫌いになる他人は絶対にいるのです。
その他人たちのためにエネルギーを使うなんてばかばかしくないですか?
嫌われたいのでも嫌われたくないのでもない。
自分の思った通りに生きていく。
そんな人間はかえって他人に好かれたりするものです。
そして、人気者が嫌いな他人だってでてくるのです。

どうでしょう?考えてもムダな気がしませんか?
だったら、自分の好きなようにやりたいと思うでしょう?




★嫌われてもいいと思うとストレスが軽減する

極端ないじめや嫌がらせ、パワハラなどになっている場合は別問題ですが、
ちょっとした人間関係、周囲の人と仲良くなれないなどの悩みであれば、
好かれる必要はないと思えば、かなり気にならなくなります。
好かれるための行動をしなくてもよくなり、
その行動を受け入れられなかったときのストレスも無くなります。

・あの人とは気が合わないが、やることはきっちりやる。
・何を考えているか分からないけど、言動は信用できる。
・プライベートでは絶対仲良くなれないけれど、仕事は任せられる。

こんな風に思われていればいいのです。
性格や価値観が大きく異なっても、そのコミュニティでの信頼関係ができていれば、
大きな問題に発展することもありません。
『やることはやる』その上で、自分の態度を決めればよいのです。


≪みんな仲良し≫

小さい頃は、みんな仲良くしましょう!と教わりますよね。
でも小さいながらに、「あの子は嫌い」っていうのはあったと思います。
結局のところ、「意地悪をしない」が「仲良く」だったような気もします。

別に、仲良くなりたくない他人は誰にだっていると思います。
たまにいる、みんな仲良くしたい派の人。
誰にでも気さくに声をかけて、仲間外れを作らないようにして。
一見優しそうな人に見えますが、これって実は、
別にみんなと仲良くしたくない人の気持ちを置き去りなんですよね。
要は、自分の価値観の押しつけです。
もちろん、その辺りを考慮して、仲良くしたい人だけ集めてやってくれればいいと思いますし、
実際、そうしている人もいるでしょう。
ここで、その人に嫌われないようにすると、
あまり話したことのない人と過ごさなければならなかったりして、
余計にストレスが溜まったりします。
自分の調子をみて、そこに加わるかを判断してください。





自分のことを嫌いな他人より、自分のことを好きな他人を大事にしたくないですか?
なのにどうして、自分を嫌いな他人に好かれようとするのでしょう。
別に好かれなくてもいい?
「アイツなんで嫌ってくるんだろ!」とイライラしてませんか?
嫌われてもいいなら、イライラしないはずです。
その人に、嫌われたくないと思っているからイライラするんです。
いいじゃないですか、その人はあなたに合わないんです。
その人はあなたの人生に必要じゃないんです。
要らないモノに振り回されるのはやめにしませんか。

正解はありません。
多くの人と仲良く過ごしたければそうする。
自分の自由に過ごしたければそれもいい。
気分次第でどちらにしたっていいんです。
ただ、自分にウソをつけば、それがストレスになります。
だから、好きな方を選んでください (o ̄∇ ̄)σソッチ♬


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所有はストレスを生む~幸せになれない物質主義からの脱却と断捨離のススメ [ストレスを溜めない考え方③]


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お部屋に物がいっぱいになっていますか?
収納に苦労してはいませんか?

買ったはいいが使わない。
しまっておく場所に困る。
何がどこにあるか分からない。

こんな状態になってはいないでしょうか?

物を「所有」することはストレスになります。
『断捨離』も流行から定着にいたろうとしています。

今回は、運気の流れが~という観点ではなく、
物を減らすことが実際に人間にどのような影響を与えるのか、というお話です。




★「所有欲」の原因

あれも欲しい、これも欲しい。
「所有すること=裕福」という考えが世間には溢れています。
買うまでの楽しみ、買うときの高揚感、あるいは手間がはぶけるよう。
好きな物や便利な物を手に入れているようで、実はそれほど使っていない。
こういうことは誰しも少なからずあると思います。
このように物に幸福を委ねることを「物質主義」といいます。

心理学者ラン・グエン・チャプリンとデボラ・レダージョンが行った実験によると、
「物質主義」のルーツは幼年期にあり、主に自己肯定感の欠如から生まれることが分かりました。
自己肯定感とは『ありのままの自分でOK』という感覚です。
親との関わりで、ありのままの自分を愛してもらえたかどうか、
これが自己肯定感の高低を大きく左右するのです。
⇒自己肯定感の高め方についてはこちら

自分でありのままの自分を認められないため、その分を物で埋めようとしているのです。
そしてその物を持っていればすごいと言ってもらえる、という、
他者からの承認を期待する場合もあります。




★所有することのストレス

自己肯定感が低い時点でストレス耐性も弱くなりますが、
実際に物を所有することによってもストレスが発生します。

物を持てば、それだけ管理の必要があります。
車なら車検や保険、洋服はクローゼットが必要、
家自体だって、掃除をしないと大変なことになります。
また、人間関係も、放っておけば自然消滅する可能性もあるので、
常に連絡を取り続けるという手間がかかってきます。

一度振り返ってみましょう。
何かを買っているときの高揚感は、その後続いてますか?
それとも別の感情に変わりますか?
下記のような思いに振り回されてはいないですか?

・要らないものを買ってしまった罪悪感
・せっかく買ったんだから使わなきゃという強制感
・収納を圧迫される嫌悪感

それは本当に、必要なものですか?




★だから『断捨離』はオススメ

①所有ストレスが減る

所有物が減れば、管理に振り回されることもなくなり、ストレスも減ります。
どこに何がある状態か把握できているので、探すという手間が省けます。
しまう場所も決まってくるので、使ったらそこへ戻せば良いだけです。
物が少なければ、行動をしやすくなるのです。
掃除だって楽になりますよ!

人間関係も同じです。
自分の都合を削ってまで交流を続けなければいけない関係は、必要なものですか?
本当にずっと付き合っていきたい人とは、管理の手間も惜しくないはずです。
愛情も友情も信頼も、手間がかかるのです。



②ありのままの自分を認識できる

物で覆われていない自分に出会えます。
要らない物を所有しているということは、自分の好き嫌いが分からないということ。
何が好きで、何が嫌いか。
そういう自分の声に耳を傾けるところから、自分を知ることができます。
「ダメな自分が出てくる・・・」とか、そんなことではありません。
他人に嫌なことをされたら嫌な気分になりますよね?
それを、自分が自分自身にしているかもしれないのです。
本当は好きでないのに買う、本当は好きでないのに付き合っている。
それを排除するだけでも、周囲は変わってくるのです。




★『断捨離』を実行せよ!

細かな掃除や片づけの方法はこちらからどうぞ。
掃除のストレス解消効果とやる気の出し方

ここでは、好き嫌いの判断の基準についてお話しします。

例えば、洋服。
時間があるのであれば、1着ずつ着てみてください。
鏡の前に立って、よく見てください。
さぁ、今の気持ちは?
可愛いとか綺麗とか楽しいとか嬉しいとか、肯定的な感情は生まれましたか?
それとも、なんかダサい、くたびれてる、似合わない…そんな感想でしょうか?
前者が好き、後者が嫌い、簡単なことです。
嫌いな物は要らないので捨てます。

もったいない?
要らないのに、嫌いなのにもったいないですか?
鼻をかんだあとのティッシュはもったいないですか?
そこできっぱりとお礼を言ってサヨナラしてください。
そうすれば、次は本当に自分に必要かどうか考えて買えるようになります。
だって、嫌いな物を買ってしまったら、また捨てる羽目になりますからね!

他の物も、好き嫌いで判断します。
嫌いだけど必要、これはおかしな考えです。
自分を助けてくれる物が嫌いってなんですかね?
本当に便利に生活させてくれる物には感謝してください。
それ以外は、本当に必要ありません。

人間関係も整理します。
物より簡単かもしれませんね?
一緒にいて楽しいか、そうでないか。
会った後元気が出るか、それとも疲れてしまうか。
後者であればゆっくりでもいいので距離を置くようにしましょう。

想像してみてください。
自分の部屋に自分の愛する物しかなかったら。
どんなに気分がよいでしょう?
手に取る物すべてに愛情を感じるんですよ?
10着ある洋服全部、着たときに幸せだったら?
外出するのも誰かに会うのもとても楽しいでしょうね。
大好きな人と会うのに、テンションが下がることがあるでしょうか?
そうやって、自分が大好きなモノに囲まれて生きれば、
やがて自分自身も大好きになっていきますよ。





所有すれば管理が必要になります。
なので、所有物を減らすと、空間にも時間にも脳内にも余裕ができます。
そうすれば、新たな好きなモノを迎えるゆとりも出てきます。
時間の経過とともに、大好きで大切なモノも変化すると思います。
もし好きだったけど、今の自分には必要ないと思ったら、
感謝してお別れしましょう。
ともに過ごした思い出はあなたの中に残ります。

所有物を少なくできれば、お金を節約でき、管理の面倒も少なくでき、
自分のために自由を手にすることができます。
本当の豊かさは、自由にこそあるのですヾ(o´・∀・)ノ ダー!!



関連記事:自己肯定感が低い原因と対処法を知ってストレス耐性を身につけよう
     掃除のストレス解消効果とやる気の出し方


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続かないことを続けるコツ~ホメオスタシスを知って三日坊主にサヨナラ! [ストレスを溜めない考え方③]


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何をやっても三日坊主・・・
そんな悩みを抱えている方も多いと思います。

『人は変われる!』とよく言われます。
でも、急には変われません。
目標とやる気を持って始めたとしても、
モチベーションが下がってしまって続かない・・・
そして、元に戻ってしまう。
自分自身でダメ人間の烙印を押してしまったり。
でもこれ、実は「元に戻らなくちゃ!」っていう、誰にでもある機能なんです。




★三日坊主の原因は『ホメオスタシス』

ホメオスタシスを知っていますか?
恒常性維持機能と訳されます。
生物の生体を一定の状態に保とうとする機能のことです。
体温や血圧の調整、病原菌やウイルスの排除などの反応は、
生体を安全に保つために自動的に行われています。
つまり、身体は常に安全な状態を保とうとしているのです。

ホメオスタシスは生体を維持するためには絶対に必要な機能なのですが、
自分の変えたいと思う気持ちすら元の状態に戻してしまう強力な力を持っています。
頭では自分を変えよう!強く意識していても、
生体機能が「変わるのはダメ!!」といっているのです。

今までの習慣で、安全に暮らしてこられているので、
何か新しいことを始めると、ホメオスタシスが、
「あれ?いつもと違わない??危ないよ!元に戻さなくちゃ!!」と、
自動的に3日くらいで元に戻してくれてしまうのです。




★『ホメオスタシス』を逆手にとって習慣化する方法

プールとか海に入るときのことを思い出してください。
ドボン!と飛び込んだら冷たいですよね?
でも、足から順番にゆっくり入れば、わりとスムーズに入っていけます。

これは、反対のときも同じです。
あっついお風呂に急に入ったら、「あっちぃ!」って飛び出しますよね?
でも、ぬるめから入って温度を上げていくと、高めの温度でも入っていられます。

カエルの話を知っていますか?
熱湯に入れるともちろん「あっちぃ!」って飛び出してくるのですが、
水から入れて温度を上げていくと、気づかずに茹ってしまうそうです。
茹る前に気づいて欲しいですけど。。

何が言いたいかというと、ゆっくり変わると割とすんなり受け入れられるということです。
ホメオスタシスが変化に気づかないくらいにゆっくりと。
飛び出してしまわないくらいに少しずつ。
自分を変化させていくのです。

例えば、ジョギングを始めようとします。
何にも運動をしていなかった人にこれはかなりハードルが高いです。
そこで、まず初めは、『外に出る』これを目標にします。
それに慣れたら、近所のコンビニまで歩く、でもいいでしょう。
そしてウォーキングからジョギングへ・・・。
少しずつ少しずつ、習慣を変化させていきます。

まずはびっくりするくらいの簡単な目標でいいんです。
『続けること』ここに焦点を当ててください。
継続していければ、それが新しい『習慣』になります。
『習慣化』すれば、当たり前のようにその物事を行えるようになります。
その物事を行わないと気持ち悪いとさえ思うようになります。

『習慣化』してしまえば、頑張って変えないとその習慣はやめられません。
なぜなら、生物はホメオスタシスを持っているからです。




なんでも新しいことを始めるときは苦しいです。
鳥でも飛行機でも、止まっている状態から飛び立つときが一番力を使います。
でも風や軌道に乗ってしまえば、あとは楽に飛んでいけるのです。

何度かお伝えしていますが、『習慣化』するまでは約21日間かかると言われています。
完璧にこなさなくてよいのです。
まずは21日間、どんな簡単なことでもいいので続けてみてください。
内容ではなく『継続すること』に力を入れてください。

三日坊主で表されるように、3日間が一番苦しいと思います。
そこでやる気がなくなったとしても、自分のせいではない!と思いましょう。
そして、ホメオスタシスを騙しましょう!
ホメ『あれ?昨日となんか違・・・う??』
自分『いんや、何にも変わってないよ~?』( ̄ー ̄)ニヤ


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Noと言う大切さ~断れない性格でもNoという方法 [ストレスを溜めない考え方③]


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あなたはNoと言えていますか?
自分の嫌なことを我慢してやっていないでしょうか?

生まれたての頃は誰でも、嫌なときは泣き、嬉しいときは笑う、
この意思表示が簡単にできていたと思います。
ではいつから、『No!』と言えなくなってしまうのでしょうか?




★『No』と言えない理由

相手への期待に応えるため、その環境に馴染むため、
そんな理由で無理をして嫌なことをすることもあります。
ただ、「嫌われたくない」「評価が下がるのが心配」こういった理由で、
『No』を言えないことも多いのではないでしょうか?

アメリカの大学で、9歳の子どもを対象に『No』と言えない理由を調査しました。
その理由の1つとして、「自分の居場所を失いたくない」というものがあったそうです。
9歳の子どもですらそんな風に感じるのなら、大人は尚更かもしれません。

誰かに嫌われ、居場所があるという安心感を失ってしまう恐怖は、
幼少期に特に親化関係において、「〇〇しないと見捨てられる」という恐れを、
強く抱くきっかけがあった人に多くみられる傾向があります。
「見捨てられ恐怖」のために自分を押し殺して、『No』と言えなくなってしまうのです。

また、「○○していないと自分には価値がない」といった無価値感が生まれ、
「Noと言う自分は無価値だ」というセルフイメージに繋がります。
そこから「『必要とされる』ことを必要とする」という悪循環に陥り、
『No』が言えなくなってしまうこともあります。




★『No』と言う必要がある理由

・心身のストレスの増加
無理して望まないことに時間と体力を費やすことは、
自分の感情をその間押し殺すことに繋がり、大きなストレスになります。
その結果、心の病や身体の不定愁訴の症状が表れたりするのです。
自分で納得せずに始めたことは、嫌々やっているので結果が伴わないこともあります。
『No』ということは時間や身体を大事に使えるきっかけを作り、
心のデトックスとして機能するのです。

・何に『Yes』というかで人生が決まる
『Yes』『No』をはっきり言えない人は、
人生や自分を変えたいと思っても変わることができません。
嫌なことに「Yes」と言ってしまえば変わるどころか、
自分の行きたくない方へどんどん流されてしまうのです。
そのまま時間が過ぎ、これで良かったと思えれば良いのですが、
ほとんどは「本当は嫌だったのに…」という気持ちで後悔するでしょう。




★『No』と言うときに必要なこと


①理由を明確にし伝える

自分が断る理由を明確にし、それを相手に伝えます。
スティーブ・ジョブス曰く、
『ビジョンがあればNoが言える、Noを言えればビジョンが実現する』。
「何となく嫌だ」では伝わりにくいのです。
『何が、どうして嫌なのか』『どういう目的で断るのか』、
これを明らかにし、相手に伝えましょう。


②『ありがとう』を添える

断るときに、相手の依頼に対しての感謝の気持ちを一緒につたえましょう。
『誘ってくれてありがとう』『連絡くれてありがとう』『話してくれてありがとう』。
たったこれだけで、相手にも自分自身が拒否されたわけじゃないと伝わりやすく、
『No』と言われても傷つきにくくなります。


③大切なことを明確にする

自分の中で何に『Yes』と言い、何に『No』と言うかは、
それが自分にとって本当に必要であるかそうでないかを見れば容易に判断できます。
自分にとって「これは絶対に必要!」ということを明確にしておきましょう。
本当に大切だと思えることならば、無理をしたって構わないのです。





日々忙しくて色々なことに振り回されていても、自分の好きなことを忘れないでください。
自分がイヤだと思うことをいい加減に扱わないでください。
「義理が無い」と言ってくる人ほど、その人に「義理」はありません。
自分の都合を押し付けて、断られたから文句を言うくらいなんですから。

あなたの人生で、本当に大切なものは何ですか?
自分にとって必要なものが分かっていれば、迷うことはありません。
あなた自身の気持ちを大事にしてください。
何かを断ったら気まずくなる場所。
何かに『No!』と言ったら居られなくなる場所。
あなたの気持ちを大切にしてくれない場所。
それは本当にあなたの居場所ですか??(´・ω・`)



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