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プライドが高いとストレスが溜まる!~プライドの意味と捨て方 [ストレスを溜めない考え方②]


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プライドが高い。
こう聞いてどんな人物を想像しますか?
自分に自信を持っている人というイメージはないでしょうか?
扱いづらいとか、接しにくいというイメージもありますね。
実は、自分に自信のない人ほどプライドが高いというのは割と有名です。
特徴的には、他者の評価が全て、成長という視点が無い、生きている世界が狭いなどがあげられます。

つまらないことで意地を張ってしまったり、
もめ事を起こして周囲と衝突してしまったりしがちです。
他人の意見を聞き入れないので成長することもないのです。
自分の非を認められず、頭を下げられないこともあります。

ですので、余計なプライドは捨ててしまいましょう。




★『プライド』とは

一般的に『誇り・自尊心・自負』と訳されます。

・誇り・・・いばる、大言を吐いていばる、名誉、自慢
・自尊・・・たかぶること、尊大にかまえること、うぬぼれること
・自負・・・自分の才能を頼みほこること、うぬぼれ、自慢

『プライド』自体の意味も、自慢するもの・優劣を競うこと・自分を守るもの、
のような説明を辞書でされています。
あまり良い意味は見当たりませんね。

最近は『プライド』と『自信』がごっちゃになっているように感じます。
上司から「もっと自分の仕事にプライドを持て!」と言われたら、
自分の仕事を自慢したり他人と争ったりしろということではなく、
自分の仕事に自信を持て!ということでしょう。

ここに、プライドが高い人と自信がある人の違いの原因があるのです。




★『プライド』と『自信』の関係

簡単に言えば、自信がないとプライドが出てきます。
自分に自信があればプライドは引っ込みます。

プライドとは、自分を守るものという意味がありました。
まるで鎧を着込んでいるかのような状態と言えます。
自分に自信がなくそのままでいると傷ついてしまうと恐れているのです。
自分を強く見せれば相手に傷つけられる可能性も低くなります。

逆を言えば、自信があれば鎧は必要ありません。
自分で納得して答えを出していれば、周囲に何を言われても動じないのです。
傷ついたりもしないので、反論することもありません。
自分自身で納得したものに基づいて判断し、行動しているからです。

自分で判断するということは、自分の意見が変わらなければ覆りません。
そして自分が変化するときは、ちゃんと納得することができるので、
もちろん傷ついたり、動揺したりすることもありません。
他者から与えられた評価は、他者によって簡単に覆されます。
評価されなければ傷つくので、いつまでたっても鎧は脱げないのです。




★『プライド』を捨てる効果

・ストレス耐性が高まる
プライドが高いと、素直に謝ることができなかったりします。
プライドを捨てれば、間違いを認めすぐに謝れるようになります。
トラブルの解決も早いので、長い時間ストレスにさらされることもなくなります。

素直に謝れる人は周囲からも好意的に見られますし、仕事上も高評価を得られやすいです。
自分のミスを認められれば、次に同じことをしないように対処することもできます。
周囲の人とも円滑にコミュニケーションをとれるようになり、
人間関係のストレスもグッと軽減することでしょう。

・成長
プライドが低ければ他人のアドバイスを素直に受け入れることができます。
他人を自分より優れているとすぐ判断できるため、吸収も早くなります。
自分が弱いと認めることもできるので、そこからどうするかを考える余地が生まれます。

・人間関係が楽になる
他人より自分が優れていると思っていては、他人の意見を聞き入れられません。
ちょっとした問題が起きても、自分の正当性を押し通していては解決には至らないのです。
プライドが低ければ相手の言葉に耳を傾ける余裕もあります。
自分の意見をすべて否定することはありませんが、
相手にも都合や考えがあると理解した上での話し合いはとても建設的になります。
人間関係で揉めることも少なくなるでしょう。

また、相手のことを見る余裕があるので、人の長所などが目につきやすいです。
相手の良いところを褒めることができるので、周囲と良い関係を築けることが多いのです。




★プライドを捨てる方法

自信を持つのはちょっと時間がかかりますが、
プライドを低めに保つことは気を付ければすぐにでも行えます。
周囲との関係が良好になればおのずと自信もついてくるのではないでしょうか?


①自分の非を認める

「自分は悪くない!」という考えがもたげてくるようであれば、
冷静になって、本当に自分に悪いところがないか考えてみましょう。
あった場合は意地を張らずに謝りましょう。
ない場合も、相手が間違っているということを声高に宣言するのではなく、
どう対処していくかというところに注視していきましょう。

非を認められるようになるには、多少練習も必要です。
過去を振り返ってみて、反省してみましょう。
当時は非を認められなくても、今思うと自分が悪かったな、
と思えることはありませんか?
そういう反省を繰り返すことで、少しずつ素直になれます。
どういう場面で自分が意地を張りやすいのかも把握しておきましょう。
そして、自分の言動を少しずつ変えていくのです。


②失敗談で笑いをとる

今までしてしまった失敗を、面白おかしく他人に話しましょう。
失敗しない人なんていません。
むしろ失敗を他人に見せられる人の方が器が大きく感じられるものです。
自分の弱さを見せることができれば、親近感も持たれやすくなります。
自分なりの爆笑失敗談を用意しておきましょう。


③自分の弱さを知る

自分に対して過大評価をしていませんか?
自分は周囲とは違う、自分の方が優れているという思いがあるから、
周囲を見下したり、頑固に意見を曲げなかったりするのです。
全部が全部、完璧なんかじゃないということを理解してください。

自分のできることとできないことを冷静に分析してみましょう。
実力が伴っていることにはぜひ『自信』を持ってください。
実力が伴っていなければただの妄想、虚勢でしかありません。
それが自分に必要なければ捨て、必要ならその事柄に優れた人に教えを請いましょう。


④感謝をする

何をするにも、誰かしらの助けを借りています。
直接周囲の人に助けてもらっている場合もあれば、
知らないところでお世話になっていることもあります。

直接会える人には『ありがとう。』と言いましょう。
食べ物を作ってくれたり、運んでくれたり、調理してくれたり・・・
直接会えないような人には、常日頃から感謝の気持ちを持つようにします。
本当に感謝できるようになれば、人を見下すことも減っていくでしょう。


⑤他人の長所を探す

相手の悪いところばかり見ていれば、人間関係が嫌になるのも当然です。
良いところに気づけば、今までの印象が変わり、
コミュニケーションを取りやすくなったり、尊敬できる部分が見つかるかもしれません。
意地を張って対立する必要だってなくなっていくのです。
先入観を捨てて相手を興味をもって見てみてください。
それで嫌いな人なら仕方ないのです(笑)





他人と衝突ばかりしていては、結局色々な面で自分にストレスが溜まります。
自分を良く見せようとして、意地を張っていると気づいたら、
冷静に自分をよく観察してみましょう。
きっと自信のない自分が見えてくると思います。
何に自信を持ちたいのか、そこから自分を成長させていきましょう。

役に立たないプライドなら思い切って捨ててしまいましょう!
好かれることはあっても嫌われることはありません。
その壁、本当に必要ですか?壁||ョ。・`ω・。)ジィ



関連記事:承認欲求が強い人の人間関係のストレスを減らす方法
     褒める意味とストレス解消効果
     感謝の気持ちでいっぱいになるとストレスを感じにくくなる


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人生に疲れたら人生のハンドルを握り直そう~ストレスフリーな生き方 [ストレスを溜めない考え方②]


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車の運転はしますか?
ドライブはストレス解消にもってこい・・・というお話ではないです。

ハンドルを握る。
こうすると車は自分の思い通りに動きます。
では、人生を思い通りに動かすには?
人生のハンドルを自分で握れば良いのです。

今回は、ストレスを溜めない生き方、『人生のハンドルを握ること』について。




★車酔い

車酔いの仕組みをご存知ですか?
もちろん、車酔いをするかしないかも個人差があります。
車に乗り馴れてない人の方が車酔いをする確率は高いです。

車を運転していない人は曲がるときや止まるときの状況が予測しにくくなります。
どんなふうに揺れるか分からないので、身体がついていかないのです。
目の前をハイスピードで景色が流れていくのに、身体は同じ位置にあるまま。
このことで脳が混乱状態になって車酔いが発生するとも言われています。

逆に言えば、どんなに荒い運転をしようとも、運転者はどう動くか分かっているので、
車酔いをすることはありません。
自分の意志で動かしていますからね。

つまり、自分の予測できないことが起こると、
身体や脳が対処できずストレスになってしまうということです。




★『人生のハンドル』ってとても上手い表現

人生は、車の運転に良く例えられます。
予測できないこと・・・日常茶飯事ではないでしょうか?

・友人に約束を破られた
・予定があったのに急な残業を押し付けられた
・買いたかったものが売り切れ
・急な体調不良

あげればキリがないかもしれません。
この不測の事態に振り回されるということは、車酔いをしているのと同じです。
もちろん、車酔いなんか全然しない!という方もいます。
同乗している車が優しい運転なので酔わないかもしれません。
でも車酔いしてしまったら、気持ち悪いままでは気分も悪いでしょう。
何かしら手を打たなければなりません。
そして、一番効果的な方法は、自分で運転することなのです。




★『人生のハンドル』を握ろう!

ポイントは1つ。
主語を『私は・・・』にすること。

①決定権を自分で握る
『私は~をする。』と小さなことから大きなことまで、自分で選択できる、
このことを実感できるよう、口に出して言ってみます。

「私はこの仕事をする。」
「私はメールの返信をする。」
「私は昼ご飯にこの定食を食べる。」

『私は・・・』と言った時点で、あなたは自分の人生のハンドルを握ったことになります。
自分自身の意志で決定し、進んでいくことになるのです。

②他人を主語にしない
なにか問題イヤなことが起きたとき、主語を他人にしていませんか?

「だってあいつが・・・。」
「あの上司は使えない。」
「あの人はなんであんな風に嫌味を言うんだ。」

他人を主語にしてしまうと、あなたの人生のハンドルを他人に握らせてしまうのです。
しっかりと自分自身でハンドルを握りなおしましょう。

③不快なときのハンドルの握り方
主語を「私は・・・」にして、自分自身に問いかけてみましょう。

・「私はどう感じているの?」
⇒「私は悲しい。」「私は辛い。」「私は怒っている。」

・「私はどうしたいの?」
⇒「私はこう望む。」「私はこうしたい。」

・「私は何ができるの?」
⇒「私はこれならできる。」「私はこうならできそう。」

・「じゃあ、私はどうするの?」
⇒「私はこうする。」

頭で考えてこねくり回さず、静かな気持ちで答えを待ってみましょう。
一生懸命考えた答えではなく、ふっと思い浮かんでくるインスピレーションを大事にするのです。

④答えが返ってこないときは?
問題が大きければすぐに答えが返ってこないこともあるでしょう。
それでもあなたの潜在意識はいつか必ず答えを出します。
インスピレーションという形でなくても、物事が動いたりして、
それ自体が回答になる場合もあります。
答えが返ってこなくても、自分自身を信じて静かに待ちましょう。
何日も経ってから答えが返ってくる場合もあります。




★自分でコントロールできない事象

では人生はすべて自分でコントロールできるのか?
いえ、コントロールできないことも起こり得るのです。

工事中でものすごく凸凹な道を走らなければならず、車酔いしてしまう可能性もあります。
ここで車酔いの対処を知っていれば、上手く回避することも可能です。
酔いやすいのなら酔い止めを飲んだっていいのです。

仕事では往々にしてトラブルに対処することも業務のうちだったりしますし、
旅に出れば予測不可能なことが起きて、それが逆に良い思い出になったり。
どちらもそういうものだと最初から覚悟や自覚があれば、いくらでも乗り切れます。





日常の中でずっと車酔いをしていれば、それはとてもつらいでしょう。
このイヤな思いをしている時間をどれだけ減らせるかで、
人生を楽しむ感覚というのを掴むことができます。
自分の想定外のことに自分の気持ちと行動が振り回される度合いを、
人生の中でできる限り減らすようにしていくことが重要なのです。

自分で人生のハンドルを握ると、その分の責任も自分にあることになります。
他人を理由に逃げたりもできなくなります。
でも、そうやって過ごしていけば、何かに対して後悔をずっと引きずることも、
きっと少なくなっていくのではないかと思っています。
一旦ハンドルを握れば、ゆったり走るか、スピードを上げるかも自分で選べます。
休み休み走ったっていいんです。
ちょっと、行先を変更しようかな♪Ξ(´゜ω゜ρ⌒qウンテンチュウ


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ルーティン化とは?~行動を習慣化しストレス解消しよう [ストレスを溜めない考え方②]


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日常では小さなことから大きなことまで、何かしらの決断を下しています。
何を食べるか、何を着るか、どの道を通るか・・・
生活や仕事をしていると様々な選択肢があるものです。

コロンビア大学の教授の研究では、平均的なアメリカ人が選択できるのは、
1日に70個くらいの事柄ということが明らかになりました。
情報を入手して選択するというのは、エネルギーが結構必要です。

じゃあ、その決断や選択をしなければいけない事柄をルーティン化して、
小さな事柄を決断しなければいけないストレスを減らし、
大きな注視するべき事柄にエネルギーを使えば良いのでは?というお話です。



★『ルーティン』に頼る

朝食に食べるもの、その日に着るもの、何時にメールチェックするかなどは、
単純なルーティンに頼ることによってストレス軽減になります。
大きな決断を下すための心の余裕ができるのです。

オバマ大統領はインタビューで次のように答えています。
「見てお分かりかと思いますが、私はブルーかグレーのスーツしか着ません。
それは決断するシチュエーションを減らしたいからです。
食べるものや着るものについて決断を下したくはないのです。
なぜなら私には、決断すべき事柄があまりにも多くあるからです。」

スティーブ ジョブズの真っ黒なタートルネックも同じです。
彼はいつも黒いタートルネックを着ていましたが、
あれは同じものを何十着もオーダーで作ったものです。
クローゼットには一生着られる分があったそうです。
同じものであれば服選びを『考えない』ということが可能です。
そしてそこで使われなかった『考える』エネルギーを、
より自分にとって重要なタスクに利用することができたのです。


≪同じ服を着ないといけない?≫

洋服は少なくすれば、迷うこともなくなり、選択のストレスは軽減するでしょう。
でも、オシャレが好きな人にとっては苦痛になってしまうかもしれません。
そこで、お気に入りの洋服がたくさんあるのなら、パターンを決めます。
このパンツにはこのトップスでこの靴・・・決めておくのです。
そうすれば、明日は寒いからロングブーツで!と思った瞬間に、全身コーデが出来上がります。
何か1つ選んだら、即座に全身のコーデが連鎖的にできあがるようにしておくのです。
これならお気に入りの服を一番素敵なコーデで着ることができます。

ただ、着ない服は整理しましょうね。
人間はだいたい、通常着る服は10着くらいなものですよ。




★習慣化するための思考停止

いつ何をやるかを決めるときは良く考えましょう。
ただ実践し始めると、なぜそれをやらなければいけないか考えてしまったりします。
そうすると途端に続かなくなってしまう場合もあります。
やらない理由はいくらでも思いついたりします。
なので、良く考えてルーティンにしたら普段は考えないようにしましょう。
思考停止して愚直に続ける方が、成功する可能性は高くなります。

習慣化したタスクが時間とともに必要なくなることもあるでしょう。
そんなときは思考を再開させて、今の自分に必要か?頻度はちょうど良いか?
そのルーティンの見直しをしてみましょう。





ルーティン化できることはルーティン化して、
自分にとってより重要なことにのみ『考える』エネルギーを注ぎましょう。
多くの人が無意識にやっている部分もあると思います。
朝の身支度などはあまり考えなくても身体が動いたりします。
準備した過程を覚えていないこともちらほら・・・
ドアの鍵なんてそれこそ、閉めたかどうか覚えていなくても大抵閉まっています(笑)
これをもっと意識的にやるのです。
『考える』ことを選択しそれに集中することによって、
より重要なことに対して鮮明な回答を導き出せるようになります。

とにかく、習慣化するのです。
何度も言っていますが、人間は21日間続けると慣れます。
まずはルーティン化できることを探し、生活の中に組み込み、
3週間続けてみてください。
もっともっと洗練された毎日になるかもしれません!( `・ω・´)シャキーン


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スルースキル診断で自分を知りストレス耐性を高めよう [ストレスを溜めない考え方②]


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しんどいことを我慢する方ですか?
我慢しないと人間関係がギクシャクしてしまいそうな場面などは、
グッと堪えることも多いかと思います。
本当は、すーっとスルーできるのが一番良いのですが・・・。

ストレスを溜めないようにするには、我慢強さよりも、
スルーできる『スルースキル』の方が必要になります。

では、「気にしない!」と思えばスルーできるものなのでしょうか?
そう思っても、ずっと気にかかっていたり、思い出してイライラしたり・・・
実際はスルーできていないことが多いのではないでしょうか?
これではスルーしているつもりがストレスを溜め込んでしまうことになります。




★スルースキル診断

まずは簡単にチェックテストをしてみましょう。
次の質問のYesの数を数えてください。

・些細なことでお店にクレームをつけたことがある
・人の長所を見つけるのが苦手
・親切にしてあげた時、お礼がないと損した気持ちになる
・接客業は苦手
・「好きなタイプ」より「嫌いなタイプ」の方が答えやすい
・満員電車や人混みにイライラする
・基本的に自分の物を人に貸すのは好きじゃない
・30分の遅刻は許せない
・自分のペースを乱されると、文句を言いたくなる
・人と揉めても、自分から謝れない


どうでしょう?
Yesの数が多いほど、スルースキルは低くなります。




★自分を知ろう

スルースキルを高めるにはまず『自分を知ること』が必要です。
自分がどんなときに怒ったり、泣いたり、悲しんだり、落ち込んだりするのか。
我慢できることとできないことはなんなのか。
それが分かれば、心構えができて、うまく対処できるようになります。

感情が揺れる場面や状況を想像して、何が嫌なのかを考えます。
実際にあった場面を思い出して考えても構いません。
そしてそれを紙に書き出しておきます。




★『スルースキル』を高める

①感情を素直に認める
書き出したことに関して、イライラしたり怒ったりしたことを、
そうなってしまっても仕方がないと書き換えていきます。
自分はよくやっているのに否定的に見られたら、悪い感情が起きても仕方ない、
こういう風に考えていくのです。
人間は何か事があれば感情が動く仕組みになっています。
無理やり押さえ込んでしまうと心身に悪影響を及ぼす可能性もあります。
感情が動いてしまうことに否定的にならず、
そんなこともある、仕方ないと認めてあげましょう。

②スルーするか感情を表現するか判断する
何か一つ物事が起こったとします。
怒りやイライラ、悲しみなどを感じたら、それは当たり前だと考えます。
このとき、書き出した練習の成果が出ます。
その上で、今自分が感情を表したらどのような影響がでるのか、
その影響は自分にとって有益か害になるか考えましょう。
メリットが大きければ我慢せずに感情を表してください。
デメリットが大きければそのままスルー決定です。

そして、上手にスルーが出来たら、自分を褒めてあげましょう。
「こんなことスルーできるなんで、えらい!!」
そして相手に対しては、『スルーしてあげた』スタンスで良いのです。





人間は自分でコントロールできないとストレスが溜まります。
日々入ってくる情報は多種多様ですので、その中から自分に必要なものを選びましょう。
不要なものにいちいち大切な時間を割く必要はありません。

自分にデメリットしかもたらさない人と関わらない。
物理的に無理でも精神的には可能です。
さぁ、あなたも華麗にスルーしましょう!ヽ(´ー` )ヘェ~アッソウ


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安全欲求と自己実現欲求の葛藤について~コンフォートゾーンの抜け出し方 [ストレスを溜めない考え方②]


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人間は本能として『安全欲求』を持っています。
安心できる場所で安全に暮らしたいという自己保存の本能です。
朝起きて身支度をし、同じ時間の電車に乗り、仕事をする・・・
決まった生活を送っている環境を『コンフォートゾーン』と呼びます。
危険などなく安全で快適な範囲という意味です。
私たちは日々の生活をこのコンフォートゾーンで過ごすことが多いのです。




★『安全欲求』の外側

毎日毎日何が起きるか一秒たりとも気が抜けなかったらそれは大変なことです。
そういう意味である程度のコンフォートゾーンは人間の安全欲求を満たす上で、
非常に重要な役割を担っていると言えます。

ただ、何かに挑戦したり成長したりしたいとき、大きな変化を求めるときには、
このコンフォートゾーンが足かせになる場合があります。

少し勇気を出してこのコンフォートゾーンの外側に踏み出すだけで、
単調な毎日を抜け出し、未知の世界を体験することができます。
可能性が広がり、自分自身の劇的な変化を期待できます。
考え方の変化や新たな仲間との出会い、より刺激的な毎日を送り、
今まで考えたこともなかったような『自己実現』を可能にすること、
この確率を高められるのがコンフォートゾーンを抜け出す大きな意義なのです。




★『自己実現欲求』

自分の適性・能力を発揮したい、自分を成長させたいという欲求です。
ストレスとは、人間の欲求が満たされないときに起こるのですが、
人間がは外的に求める欲求が満たされていると、内的に満たされたいと思い始めます。
今現在の日本で考えれば、この自己実現欲求が満たされないことによるストレス、
これを抱えている人たちがとても多いのではないでしょうか?


≪マズローの5段階欲求≫

1.生理的欲求…生きていく為の基本的な欲求(食べたい・寝たいなど)
2.安全欲求…安全で安心できる暮らしがしたい(家・健康状態など)
3.社会的欲求…孤独感を避け、社会的安心が得たい(集団への所属、仲間など)
4.尊厳欲求…外的認知(他者に認められたい、尊敬されたいなど)
5.自己実現欲求…自己実現願望(自分の能力を活かし創造的活動をしたいなど)

1,2,3は外的欲求、4,5は内的欲求に分けられます。




★『安全欲求』と『自己実現欲求』

安全欲求などの外的欲求から自己実現欲求などの内的欲求に移行する場合、
誰しもが矛盾と戦わなくてはなりません。
自己実現をするにあたっての恐怖感や不安感、危機感などを認識していたとしても、
安全欲求を求める動きによってブレーキがかかってしまうのです。

今までの生活を変化させるためコンフォートゾーンからの脱却を決意しても、
それが上手くいかなかったり、しり込みしてしまったり。
なぜなら、人間は本能的に「未知の世界」を怖がる傾向にあるからです。
「頑張ったって無駄だよ、辞めておいた方がいいよ。」
「また失敗したらどうするの?」
「それに何の意味があるの?時間の無駄じゃない?」
他者だけでなく、自分の中にこのような声を聞くことはありませんか?

自己実現するためには、自分を変化させなくてはなりません。
その変化とは自分自身だけに留まらず、環境をも変化させる可能性があります。
今まで生きてきた安全に暮らせている環境を捨てて、
新しい、危険が潜むかもしれない環境に挑むことになるのです。
最も根底にある生理的欲求や安全欲求を脅かしてまで自己実現欲求を追求するのか?
という葛藤を持ったまま進もうとすれば、その思いがブレーキとなり、
自己実現を不可能にしたり、まったく思い描いていたものと違ったものに変えたりします。
この葛藤から抜け出せず、流されていく生活を送ってしまう可能性があるのです。




★『コンフォートゾーン』の抜け出し方

まず、目的意識(ゴールの認定)を持ちましょう。
そして、それを開始するときの始動にポイントを当てて考えます。
人間は「不安はすぐに解消したい」と考える生き物です。
劇的に変化させようという傾向を提示します。
目的を持つとそれをすぐに実現させたいという感情から頑張ってしまいます。
効果的に自己実現させるためには、
『始動してから一定の期間はゆっくりと進む』
という行い方が結果的にはうまくいきます。
最初はコンフォートゾーンの内側と外側を行き来したっていいんです。
そうやって外側の世界に自分を慣らしていきます。
こうして安全欲求と自己実現欲求の葛藤を経験することで慣れていき、
その葛藤状態の扱い方を身につけていけます。
要はその状態に慣れてしまえば、次に進むときにも上手くやれるのです。

そして、『コンフォートゾーン』というのは、新しい環境に慣れることで広がっていきます。
広がったコンフォートゾーンからまた抜け出すことで、更なる広がりを見せるのです。
いずれここもコンフォートゾーンになる、と思えれば、
安全欲求が警鐘を鳴らして足止めするのも弱められるかもしれません。





はるか昔、まだ人間が自然の中で生きていたころ。
安全欲求は生きるために非常に重要なものでした。
未知の世界に足を踏み入れれば、すぐに死に繋がってしまう可能性が高かったからです。
現在において生死を問うような状況以外でこのシステムが作動することは、
成長する過程においてはあまり有益に働くことはありません。

「やめた方がいいよ・・・」
安全欲求の声が聞こえたら無視せずに、安心させてあげましょう。
「心配してくれてありがとう。でも大丈夫、一緒にいこうね。」
自分の内側に語りかけることで、人間は落ち着いたりするんです。
そうして、ゆっくりでいいので、コンフォートゾーンの外側を覗いてみませんか?
もし、今の自分を変えたいと思うなら・・・| |ω・`)チラ…


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自己肯定感が低い原因と対処法を知ってストレス耐性を身につけよう [ストレスを溜めない考え方②]


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自己肯定感とは『ありのままの自分でOK』という感覚です。
私たちは自分や他人を肯定するときに「~だからOK」と条件付けすることが多いです。
これができる、人の役にたっている、頑張っているからOK、
この肯定感も大事ですが、「無条件でOK」という感覚も必要です。

自己肯定感が低いと今の自分を認められないため、
もっと頑張らなければという思いや、完璧主義で他人も自分も許せない、
そうしているうちにストレスが溜まっていきます。
また、自分に自信を持てないし、気は弱く、考え方はネガティブになります。
ストレスを回避したり打破したりする力がどうしても弱くなります。




★自己肯定感チェック

yesの数を数えてください。深く考えず、直感でいきましょう。

1. 自分のことは比較的好きだ
2. ささいな問題があっても,嫌な気分にはあまりならない
3. 意見や考え方が異なる人の意見でも否定はせずに尊重する
4. 失敗や挫折をしても、自分が成長する機会だと考える
5. 他の誰かの失敗や間違いを許すほうだ
6. どんな問題であっても、必ず解決策はあると考える
7. 自分の欠点を認識しているが、良い面にも目を向けている
8. 自分にある程度は自信がある
9. 自分のことを価値がある存在だと思う
10.自分は生きている意味がある
11. これまでの人生で、とても自信になった出来事がある
12. 人生をリセットしてやり直せるとしても、特に変えたいことはない
13. 自分の人生は、だいたい理想に近い
14. 自分は親や家族から愛されていると感じている
15. 自分の人生にとても満足している
16. 悩み込んで時間を消費するよりも、問題解決に取り組んでいる
17. 辛いことがあっても、あまり引きずらずに立ち直れる
18. ネガティブな出来事があっても、自分を保つ工夫ができる
19. 自分の性格が好きだ
20. 助けてくれる人たちが自分にはいて、とても幸せだと思う
21. 自分の目標を明確にして、目標に向かって行動している
22. 他人に悪口を言われたり、非難されてもあまり気にしない
23. 他の人と比べることがあっても、自分の良いところを認識している
24. 自分の人生は、とても素晴らしい状態だと感じる




≪結果≫

①0~6コ ≪自己肯定感がかなり低い≫
自己肯定感がかなり低いようです。
日常的に生活を送ることも非常に困難な状態なのではないでしょうか。


②7~12コ ≪自己肯定感が低い≫
自己肯定感は低いようです。
落ち込んだり、うまくいかないことがあったりして、
自分に自信を持てないことも少なくないのではないでしょうか。

③13~18コ ≪自己肯定感が高い≫
自己肯定感は高いようで、特に大きな問題はないようです。
落ち込んだり、うまくいかないことがあったとしても、
自分に自信を持ち、前向きな気持ちで日常生活を送っているのではないでしょうか。

④19~24コ ≪自己肯定感がすごく高い≫
自己肯定感はすごく高いようです。
常に自分に自信を持ち、前向きな気持ちで日常生活を送っているようですね。




★自己肯定感が低くなる原因

自分の潜在意識の中にどんなイメージが蓄積されているかによって、
自己肯定感の高低が決まります。
潜在意識には生まれてから今までの様々な経験を通して、
たくさんのイメージが蓄積されています。
プラスのイメージがたくさん蓄積されていると自己肯定感は高くなります。
マイナスのイメージばかりだと、自己肯定感は低くなってしまうのです。

自己肯定感を左右するもっとも大きな要因は幼少期の環境です。
親との関わりで、ありのままの自分を愛してもらえたかどうか、
これが自己肯定感の高低を大きく左右します。
いつも怒られたり、ダメな子だと言われたりしていると、
『自分はダメな子』『要らない子なんだ』と思ってしまいます。
逆に過干渉になり過ぎた場合も自己判断でできなくなってしまい、
他者に頼ってばかりで自己肯定感は低くなります。

これを自分の意志の力だけで変えようとしても、とてつもなく難しいです。
ではどうするのか?
潜在意識にプラスのイメージを蓄積させれば良いのです。




★自己肯定感の高め方

潜在意識にプラスのイメージを蓄積させるには。

プラスのイメージを与えてくれる良いものに触れることが重要です。

①できないことを切り捨てる
他人と比べてできないことを探すのではなく、
自分にとって必要のないものを手放すことです。
そうすれば「できない、苦手なこと」に対するプレッシャーを和らげ、
そこに自分の力を過度に投入することを防ぐことができます。
まずは『自己否定感』を低めましょう。

②できることを見つける
自分の得意なこと、好きなことをみつけましょう。
昔好きだったことや得意だったことでも構いません。
何か特技のようなものから精神的なことまで、
自分はこうできる!と自信のある良いところを探すのです。
無理せず出来る範囲で好きなことを続けていくことも重要です。

③言い訳を考える
何でも自分自身だけが悪いと責任を感じないように、
「失敗した理由」を必ず複数個挙げて考えてみましょう。
自分自身の力不足以外の要因も考慮に入れるのです。
そうすれば自己肯定感を低める要因を冷静に分析できますし、
同時に次はどうしたらよいかと前進するきっかけともなります。

④承認欲求を弱める
自己肯定感を高めるには、『承認欲求』を弱めるのが非常に効果的です。
「承認欲求が高い人間」は「自分自身の欲求」ではなく、
「他人の欲望」のレール上にいる人間です。
良し悪しの価値の基準を「他人」ではなく『自分』の中にもつこと。
それが自己を肯定するということの本質です。
自分が良いと思うことを大事にしてみてください。

⑤目的意識を持つ
自己肯定感とは『自分にとってより良い状態』へ向かうためのものです。
自分はどう感じているか、本当はどうしたいのかを自分に聴いてみてください。
それを目的として、そこへ向かうために自己肯定感を高めるのです。
小さいことから大きなことまで、何でも良いのです。
こうしたいという思いを少しずつでも叶えていけば、
自然に自己肯定感を高まってくるでしょう。





自己肯定感が低いな、と思ったら、今の生活の中で何か1つ、
本当に自分が望む形で生活してみましょう。
自己肯定感が低いと無意識のうちに周囲に合わせて行動していたり、
自分はこうあるべき、と行動を制限したりしています。
自分の心の声に耳を傾ける時間を作ってください。
自分にとって心地良いという感覚を積み重ねていったり、
それを選択することもできるという自信が、
『ありのままの自分で良い』という感覚を育みます。

まずは、自分の「こうしなければいけない」という考えを疑ってみてください。
それは自分ではなく「他人の好み」ではないですか?
たまには『自分の好み』を押し出してみませんか?
自分のわがままなら自分が聞いてげましょう。
気持ちいい!ってこういうことかって思い出せますよ!(*´ω`*)キモチィ~



関連記事:承認欲求が強い人の人間関係のストレスを減らす方法


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あいさつでコミュニケーション能力を上げ人間関係のストレスに対処しよう [ストレスを溜めない考え方②]


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『あいさつは大事』という考えが世の中に浸透しています。
顔見知りの人に会ったときなど、『あいさつ』できていますか?
状況だったり自分の心の状態で、つい目をそらしてしまったり、
下を向いて気づかないふりをしてしまうこともあるのではないですか?

あいさつは気軽に行えるようにみえて、意外に気を遣います。
日頃からストレスの多い人ほど、あいさつを面倒に感じるものです。
では、あいさつでストレスを溜めないようにするにはどうしたらよいでしょうか?




★ストレスなく『あいさつ』をしよう

・相手からのあいさつが無い場合

職場や近所ですれ違っても、あいさつをしてこない人。
もちろん、面倒臭いからしないのかもしれません。
でも、もしかするととても恥ずかしがり屋な可能性もあります。
試しに何度か、あいさつしてみませんか?
あっちがあいさつしないならこっちもあいさつしない、
これではいつまでたっても平行線です。
もし、あいさつをする関係を築きたいなら、
歩み寄って自分を変えていかなければなりません。
相手が変わるのを待つのではなく自分から変わるのです。


・あいさつしたのに返ってこない場合

あいさつには結構エネルギーを使います。
そのため、したのに返ってこないと精神的に疲れます。
ムッとして気分が台無しになりますよね?
自分だけがあいさつしたことに対して、損をしたと感じたり、
相手に負けたような気分にあることもあると思います。
相手に対して意味のない勝負や見栄でストレスを感じていませんか?

自分の態度を決めてしまいましょう。
例えば、『自分からあいさつする』に決めます。
これで、大抵の人はあいさつを返してくれます。
たとえ相手があいさつを返してこなくても、自分は自分の決まりを守っているので、
『自分はこれでいい』『あとは相手の問題』と考えます。
そのまま通り過ぎ、気にしないように心がけます。
何度かあいさつしてみて、一度も返ってこない相手には、
もうあいさつをしなくても良いと方針を変えても良いと思います。
『良いタイミングがあったらあいさつをしよう。』でももちろん構いません。
でも一度は、『まず自分から常にあいさつ』を実行してみると、
今までとは違った人間関係を築けるかもしれません。




★『あいさつ』の効果

それでもあいさつが返ってこないとムカつく!という方へ。
『あいさつ』をすることのメリットをお話しします。

≪あいさつはコーラスと一緒≫
あいさつとは、お互いの声を響き合わせる行為です。
これは音楽のセッションやコーラスと同じ効果。
お互いの目を見て、同じ音、言葉を響き合わせることによって、
自分と相手との間に心地良い空気を作っていきます。


『あいさつ』をする人の周りには、響き合いの効果によって
自然に人と響き合いやすい雰囲気が生まれ、空気がやわらかくなります。
他人との意思の疎通がしやすくなり、
他人を受け入れたり他人からも受け入れられやすい状態になります。

『あいさつ』によってもたらされる一番の効果とは。
すればするほど自分の周りの空気が変わること。
それにより人間関係が形成され、自分の世界観も変わること。
その積み重ねが自身の成長へと繋がっていくのです。





「他人によって態度を変えるな。」という格言?を聞いたことがある方もいると思います。
これは、偉い人には媚へつらい、下の者にはえばり散らすような態度をとるな、
ということを意味するのではなく、
相手がどんな態度をとっても、自分の態度を変えるな、ということです。
あいさつで言えば、相手があいさつをするかしないかによって、
『自分はあいさつをする』という態度を変えないようにするということなのです。
自分の態度って自分の理想の人間ならこうするってところから決めたりしますよね?
自分の理想を他人の態度で変えてあげる必要なんてどこにもないですよ!

必ずあいさつしなければいけない!とは私は思いません。
状況や環境によっても左右されるものと考えています。
例えば徹夜明けの人たちがそこらじゅうに倒れている職場で、
朝から大きな声で「おはようございます!」・・・うるさいです。
仲の良い友だちであれば、会ってすぐ会話が始まることだってあります。
「昨日間に合った??大丈夫だった!?」
といきなり聞かれた方が、心配してくれたんだなぁって感動します。

ただ、『あいさつ』は一番コミュニケーションを取りやすい定型文です。
そんなに仲が良いわけでない人と言葉を交わすのに最適です。
苦手な人とも波風立てずに一言で終わらすことができる魔法の言葉です(笑)。
他人とすれ違う度に違う話題を提供しなければいけなかったら、
それこそ苦痛じゃないでしょうか??

あいさつはしんどい⇒とりあえずあいさつしておけば上手くいく!
くらいのところから始めても良いと思います。
そのうち、自分や世界が変わってくるかもしれませんよ?壁|ω・„)ノ゙ ドモドモ・・・


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認知の歪みの治し方~『まとめ』 [ストレスを溜めない考え方②]


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10回に渡って認知の歪みのパターンについてみてきました。

①すべき思考(should thinking)
②全か無か思考(all-or-nothing thinking)
③過度の一般化(overgeneralizathon)
④心のフィルター(mental filter)
⑤マイナス化思考(disqualifying the positive)
⑥結論の飛躍(jumping to conclusion)
⑦拡大解釈と過小評価(magnification and minimization)
⑧感情的決めつけ(emotional reasoning)
⑨レッテル貼り(labeling annd mislabeling)
⑩個人化(personalization)

何もないところから、自分の考えがどう歪んでいるかに気づくのは至難の業ですが、
このように思考の偏りを知る為の尺度のようなものがあれば意外と簡単です。
この10パターンから自分の考え方のクセがどれなのか探してみてください。
1つではなく、複数当てはまる場合もあると思います。



★自分の認知の歪みを知る

嫌な気分になったときに、その直前に何を考えていたかを思い出してください。
感情は思考のあとからやってくるので、落ち込んだのであれば、
直前に何かしらを考えていたことになります。

「いつも失敗する!」と考えていたとすれば、
③の『過度の一般化』なのか・・・と、落ち込みながらも認識しましょう。
そのパターンに気づいたら、少しずつ柔軟性を持たせてあげます。
「良く失敗するけど、成功することもあるんじゃないかなぁ。」
最初は無理のない程度で、嫌な気分がついてこなくなったら、
だんだんと言い切れるようになれば良いと思います。



★認知の歪みの治し方

認知の歪みを修正するというのは、物事の受け止め方を変えて、
嫌な感情を解消しようというものです。
感情を変えようとしてもとても難しいのは、誰しも感じたことがあると思います。
そのため、嫌な感情を変えるのではなく、その元になる思考を変えよう、
というのが認知の歪みの治し方なのです。

柔軟性を持たせると言っても落ち込んだりイライラしていると、
頭の中がごちゃごちゃで上手くいかないことも多いと思います。
そこで、『書く』作業は一番効果があります。
嫌なことがあったら、その直前に何を考えていたか?
それを、日記のような形でも構わないので、書き出します。

以下、5点。
・嫌な気分になった出来事を書く。
・その時に何を考えていたか書く。
・認知の歪み10パターンからどのパターンか探す。
・自分の考えていたことを緩めて書いてみる。
・何日か後に再度考え方をチェックする。

出来事と感情を切り離したり、頭の中を整理することができます。
時間が経ってから見直すと、冷静に自分の思考についてみることができます。
こうやって繰り返し行っていくと、
自分の思考のクセがだんだん明確になっていきます。
そのクセを中心に、思考に柔軟性を持たせていきます。
思考は生まれつきのものではないので、練習次第で変えていけます。





急にガラッと考え方を変えるのはそうそうできることではないですが、
1つ1つ自分の思考パターンを見つけて、それを変えていければ、
だんだんと気持ちも楽になってくるかと思います。
自分はこのクセがある・・・と落ち込まないでください。
苦労や罪悪感、否定的な感情も、生きる上で必要なものです。
ただ、必要以上に抱え込むこともない、要はバランスです。

いっぱい悩んでいる人は、バランスを崩していることが多いです。
ネガティブからポジティブへ変えるのではありません。
ネガティブとポジティブとニュートラルのバランスを取るのです。
認知の歪みを治すことで、バランスの取れた自然な状態に戻します。
自然な状態であれば、人間はそれなりにダメージから回復できるのです。

認知の歪みがあると、「完璧」「全部」「すぐ」など、
微細な部分にこだわってそれだけを大きく受け取ってしまいます。
そのこだわりを棄てていくのも治し方の一部です。
自分の感情よりも前にある思考、
さらにそのもっと前にある現実に目を向けられるようになれば、
『過去の後悔』や『未来の不安』ではなく、
『今起きていること』に集中できるようになります。
そして、今というのは一瞬一瞬で変化しているので、
それが未来永劫そうである訳ではないのです。

まずは、『今何ができるか』を感じてみてくださいщ(゚д゚щ)イマデショ!




関連記事:書くことで脳をスッキリさせストレス解消しよう


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認知の歪みの治し方⑩~『個人化』 [ストレスを溜めない考え方②]


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個人化は自己関連づけともいわれます。
あらゆることの原因を自分に結びつけてしまう思考です。
否定的な良くない出来事はすべて自分のせいだとします。
まったく自分に責任が無かったり、自分だけの責任では無いことにおいて、
すべて自分が悪いと必要以上に自分を責めたりします。




★『個人化』の問題点

現実の出来事全てに自分が影響を及ぼすことができるという、
無根拠な信念によって個人化は行われます。
人間は確かに、影響を与え合っています。
しかし、起こることの全てがその影響によるものではありません。
他人が自身で決めた行動やその結果に対しては、その人が責任を取るべきであって、
自分が悪いと思ってしまうことが周囲から見ると滑稽に映る場合もあります。
他人に100%の影響を及ぼすことは不可能なのです。

人間には容量があるので、自分の分はなんとかなっても、
他人の分まで背負い込むのは難しいです。
自分が悪いと思っていれば精神的にも悪影響がありますし、
その状態では尚更他人の分まで責任など取れないでしょう。
結局、疲弊して身動きが取れなくなってしまいます。

また、「全部自分が悪いんです」と思っていると、それで終わりがちです。
悲劇のヒロインばりに嘆いて、そこから何もしようとしない。

現実に悪い状態ならばそれを変えていかなければなりません。
自分を責めて嘆くことばかりに集中し、
そこから一歩も進まないことが問題なのです。




★『個人化』の改善方法

「上司の機嫌が悪いのは自分のせいだ。」

その根拠は、どこにあるのでしょう?
自分とはまったく関係のない理由があるのかもしれません。
自分のせいだとしても、上司が自分の責任を擦り付けてきているのかもしれません。
自分でもんもんと憶測せずに、言葉に出して聞いてみてください。
「いやぁ、実はさ…」なんて全く自分と関係の無い話が始まるかもしれません。
それでホッとできるのですから、いつまでも抱え込んでも仕方ないです。
機嫌が悪いからと気を遣っていると、その態度に相手がイライラすることもあります。

「友だちにあなたが悪いと言われた。」

罪悪感や自己嫌悪でいっぱいになってしまう人も居ると思います。
ただ、人間関係やそれが関わってくる仕事などは、
どちらか、あるいは誰か一人が100%悪いなんてことはほとんどありません。
人は誰かを非難しているとき、自分自身の責任は忘れがちですが、
その人の責任まで自分が背負い込む必要はないのです。
どこからどこまでを、お互いにどうやって責任を取るか、
話し合って反省し、責任を取ることが大切なのです。

自分のせいで悪い出来事が起こることもあります。
でも自分を責め続けるのと、責任を取ることは違います。
自責の念が心に沸いて来たら注意してください。
「本当に自分がすべて悪いのかな」と、まず疑問を持ってください。
その出来事を改善したいのなら、改善点は誰に責任があるのかを見る事も必要です。




「すべて自分が悪い」出来事など、世界にはそうないことを覚えておいてください。
すべて人のせいにすることも自分のせいにすることも極端過ぎるのです。
電車が遅延して約束の時間に遅れてしまっています。
「全部私のせいだ!ごめん!」言われた友達は「?」。
電車の遅れを個人のせいにするなんておかしくないですか?
つまり、そのくらい、責任の所在がないのに自分が悪いというのは滑稽です。
世界の出来事は善い悪いで判断できるものばかりでもありません。
必要以上に罪悪感を持つ必要もありません。
善悪を判断する前に、自分のしんどいことはやめてみましょう。
それ、本当にあなたの荷物ですか?┗(-ω-;)┛オモィ・・・ッ


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認知の歪みの治し方⑨~『レッテル貼り』 [ストレスを溜めない考え方②]


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レッテル貼りとは、マイナスイメージを想像する言葉で決めつけることです。
柔軟性のないイメージを創り上げて、そのイメージを固定してしまいます。

誰でもレッテルを貼ったことはあると思います。
ただ問題になる場合というのは、そのレッテルが訂正できない状態。
一度そうと思ったものが固定され、認識を変えることができません。
一部の態度や行動をその人の人格に当てはめてしまったりするもので、
その人の置かれていた環境や、外的状況などを考慮にいれることをしません。



★『レッテル貼り』の影響

その人の評価が実際の態度や行動ではなく、レッテルで決められてしまいます。
他人へ貼る場合と、自分へ貼る場合があります。

①自分に貼る場合

「自分はいつも失敗する。」
「私は負け組。」
「何も出来ない、どうしようもない人間だ。」

自分で固定したイメージに縛られ、実際に出来ることなどを見えにくくします。
自虐や自己卑下になり、落ち込みます。
そして落ち込んでしまえば、イメージの修正が難しくなります。
物事へ対処するやる気をなくしてしまいます。
「今回はダメだった」と思えば、「次回頑張ろう」となりますが、
「いつもダメ」だと、そんな気も起こりませんよね。


②他人に貼る場合

「あの人は馬鹿だ。」
「これだからゆとり世代は。」
「あいつはいつもKYなことばかり言っている。」

「あの人は○○だ」と決めつけたり、人が貼ったレッテルを信じ込んだりします。
根拠や実際を見もせず、レッテルだけをみて人を判断します。
実際を見てもらえず、相手はつらい思いをします。
レッテルに捉われて誰かを悪者にしたり、
つらく当たったりしてしまうこともあるでしょう。
レッテルを貼られて嫌な思いをすることもあれば、
レッテルを貼って嫌な思いをさせることもあるのです。

レッテルばかり見ていると、物の本質が見えず、
その人が本来どういう人かも、見えてきません。
その人に対する前提が間違っているのです。
一部のイメージを全部だと思い込んでいる状態です。




★レッテルを貼る理由

人間は自分に理解できないものに不安や恐怖を覚えます。
そこで分からない状態を無理やり理解しようとして、
一部だけをみて決め付けて、理解したつもりになるのです。

自分より実力のある相手だと不安や恐怖が消えないので、
大体がレッテルはその人を見下した評価になります。
自分を脅かすほどの価値は相手には無いと思い込み、
それを周囲にも広めることができれば安心するのです。

こう見てみると、分かることがあります。
声高にレッテルを貼って人を攻撃する人はとても威圧的で、
とても強気な人間であるように思いますが、
実は相手のことが分からないと不安で仕方なくて、怯えている人です。
自分の立場が上でないと安心できないので、相手を見下そうとするのです。

また、自分にレッテルを貼る場合は、自分を守る目的があることがあります。
「自分は人見知りだ。」
というレッテルを貼り、周囲に伝えておけば、
他人と上手く接することができなくても責められません。
「自分はこういう人間だから、できなくて当たり前。」
という逃げ道を作っておくのです。

ただ、自分で何かしらのレッテルを貼ってしまうと、
そのレッテルに縛られてその他の態度や行動を取りづらくなります。
何かに挑戦することもできなくなってしまうかもしれません。




★『レッテル貼り』から脱出する方法

まずは深呼吸して、一旦その自分に貼ったレッテルから離れてみましょう。
何かできなかった理由が、実力や能力以外にありませんか?
寝不足だったかもしれない、精神状態が悪かったかもしれない。
環境が悪かったかもしれない、相手が苦手だったかもしれない。
さまざまな理由に阻害されて成功しない場合もたくさんあります。
また、能力ではなく、努力が足りなかったかもしれません。

他人に貼ったレッテルに関しては、その部分以外を見てみましょう。
「愛想の悪い人」が笑顔であることはありませんか?
何かできなくても、他にできることがありませんか?
一つの側面に固執せず、色々な部分に目を向けてみてください。

「人間のひとつの行動や、結果」と、「人格」は、別のものなのです。





「これやるといつも失敗するんだよなぁ・・・」
これもレッテル貼りですが、結構やりがちです。
こう思っても良いと思います。
ただ、ここで立ち止まらないで、挑戦してみてください。
何回もやっていれば、出来るようになることだってあります。
「こういう人だから嫌い!」
と思ってる人の良いところを探してみてください。
もしかすると、見つからないかもしれません。
嫌いなところばっかりかもしれません。
そうしたら、自分はあの人は苦手、で良いと思います。
でも、その人を好きな人もいるかもしれません。
絶対に決まっていることなんてないですよ☆゚+. ٩( 'ω' )و゚+.☆ ゚・


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