スポンサドーリンク
社会で生きていくためにはどうしても競争しなければいけなくなります。
役職があったり、成績があったり、優劣を比べられるのであれば仕方のないことではあります。
他人を蹴落とし、自分がのし上がっていけば、競争社会での勝者になれるのでしょうか?
★あなたの視点はどれ?
4つのうち、自分の視点がどれに近いと思いますか?
⑴自分は周囲には敵わない。
・「隣の芝生」が青く見える。
・「自分なんて・・・」が口癖。
⑵他人のせいでイラつくことが多い。
・自分は正しいので意見は曲げないことが多い。
・自分は他人より優れていて、他人を見下すことが多い。
⑶自分も他人も良いところなんて分からない。
・他人も自分の力も信じられない。
・他人に期待しないし、他人に期待されることもない。
⑷色々な人間がいる、それが面白い。
・自分と他人の良いところが同じくらい浮かぶ。
・様々な他人とお互い協力しあっていくのが世の中だと思う。
≪エリック・バーンの交流分析≫
人生には4つの態度があるとされています。
⑴ I'm not OK. You are OK.
⑵ I'm OK. You are not OK.
⑶ I'm not OK. You are not OK.
⑷ I'm OK. You are OK.
※※それぞれの視点と態度が数字で対応しています。
「not OK」の視点を持つことは、非常にストレスがたまります。
⑴は自己否定、他人から攻撃されにくいですが、自信を持つことはできません。
⑵は他者否定、自分が傷つくことはありませんが、他人からは嫌われます。
⑶は自他ともに否定、何が起きても落胆することはありませんが、楽しくもありません。
⑷の視点は自他を肯定しています。
自分と他人の価値を認め、悪いところも受け入れ助け合おうとする人は、
ストレスを軽くして生きていくことができます。
『I'm OK. You are OK.』でずっと過ごせればよいのですが、
どうしても「not OK」の視点から抜け出せなかったり、
その時々の状況や精神状態で「not OK」になってしまう方も多いのでは?
★「not OK」になる原因
「not OK」になる原因、これこそ『競争』の視点で世界を見ているからです。
自分が負ければ「I'm not OK. You are OK.」
自分が勝てば「I'm OK. You are not OK.」
何をしたって無駄だと思っていれば「I'm not OK. You are not OK.」
「競争の視点」というのは、小さい頃からの集団生活の中で身についてしまいます。
家では兄弟姉妹で比べられ、学校では同級生と比べられます。
能力が点数や順位のみで評価して語られ、
個性ですら「元気のある子」「覇気のない子」と優劣をつけられます。
このような環境の中で、自分や他人、社会全体を、
「OKなのか、OKじゃないのか」と優劣で考えてしまうようになります。
★「not OK」が競争に弱い理由
「not OK」の視点では、常に競争に勝ち続けていなければ安心できません。
成功を手に入れ、周囲から称賛されるようにならなければ、
自分も「not OK」だし、そのレベルに達していない他人も「not OK」です。
「負け」が重なれば「世の中そう上手くいかない。結局みんなダメ。」と、
「I'm not OK. You are not OK.」の視点に傾いていきます。
このように、常に競争を意識していかなければならない「not OK」の視点の人は、
負けたときに立ち上がれず心が折れてしまいやすくなるのです。
★『I'm OK. You are OK.』がストレスに強い理由
「私もあなたもOK」と考える人は、表面的な競争から自由になれます。
人間にはそれぞれ得意なことと苦手なことがあります。
外向的な人もいれば、内向的な人もいます。
ひとりひとり違う存在なのだから、比較・競争には意味はないと考えています。
無意識のうちにこの視点が身についている人は、家庭の影響が大きいです。
親が子どもの個性を認め、誰と比べることなく長所に注目してきたということです。
悪口や非難が交わされることなく、その人自身の良いところを言葉にしている、
そんな家庭で育った人は、この視点を持ちやすいのです。
「私もあなたもOK」、この視点を持つことが出来れば、競争社会を上手に渡っていくことができます。
どうしても存在する「競争」、これを絶対的なものではなくゲーム感覚でとらえ、
失敗してもまた何度でも挑戦することができます。
それぞれの個性を生かし、協力して何かを成し遂げることもできます。
この視点、意識することで身につけることができるのです。
★『私もあなたもOK』を身につけよう!
まず第一に、「not OK」の部分があったとしても、
その人自体は「not OK」でないと理解しましょう。
自分であれ他人であれ、失敗することはあります。
苦手なこともあれば得意なこともあると分かっていれば、
「not OK」だった部分に対しての解決策を打ち出していけます。
アドバイスしたり、フォローしたり、助けに入ったり。
本来そうやって世界は回っていくのだと思います。
第二に、もし競争で熱くなっても、自分のペースを崩さないようにしましょう。
認められたくてつい自分の限界を超えてしまえばストレスになります。
体力や精神力を使い果たせば、途中で棄権なんてことにもなりかねません。
カッコつけようとする人ほど、無理をして速いペースについていこうとします。
自分の実力を出したければ、自分のペースを守ることです。
余裕があって初めて、自分にしろ他人にしろ、「OK」な部分が見えてきます。
すべての競争が悪いとは思いません。
それに向けて頑張った結果、負けたとしても実力は上がっていることだってあります。
「負け」を「not OK」に繋げないこと。
その経験を積み重ねて、よりよいものを生み出そうとすること。
それが、競争の醍醐味じゃないでしょうか。
環境が違えは必要なものも違います。
もし自分の発想が受け入れられないのならば、
それば別の場所で必要とされているかもしれません。
1つの場所での競争の結果が、どの世界でも通用することはあり得ないのです。
世界は広いです。
もし、どうしても成し遂げたいことがあるのなら、視界を広げるのも良いでしょう。
本当は、競争なんてないものだと思います。
同じものなんて1つとして存在しませんから。* ゚ + 。・゚・。・ヽ(*´∀`)ノ
スポンサドーリンク