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八つ当たりは不安な心理の表れ~するとき・されるときの対処法 [ストレスを溜めない考え方④]


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八つ当たり、する方ですか?される方ですか?
誰かから八つ当たりされてムカついて、別の人に八つ当たり・・・
なんてこともあるかもしれません。

八つ当たりとは、腹を立てたこととまったく関係のない他人に当たり散らすこと。
でもこれ、されるのはもちろん、してもスッキリ気が晴れることはありませんよね?




★『八つ当たり』しやすい人の特徴

①パニックを起こしやすい
何か起こったときに混乱し慌てて、冷静に対処することができないことが多いです。
誰でも慌てたりするものですが、その中でも対処法をなんとか考えるものです。
ここでパニックを起こしやすい人は、今何ができるかを考えるのではなく、
どうしてそうなったかという理由ばかり考えて、知らぬ間に時間が経ってしまいます。

②自信がない
プライドが高く、自分の評価をとても気にする人。
トラブルが起きればこの物事を円滑に進めるために、自分がどうすればよいか、
それを考えて行動に移すのが通常だと思います。
ただ自信がなくプライドが高い人は、自分の評価が下がったり、
叱られることに恐れを抱いたりして、すぐに自分を守ることを考えます。
またプライドが高いので自分の失敗を受け入れられず、
他の誰かのせいにして自分をなんとか守ろうとします。

③ストレス発散
トラブルに対処すると緊張から疲労感を感じます。
思いがけないことに神経を使い果たし、ストレスも満載になります。
そんな時に身近な心を許せる人、家族や恋人、親友などの甘えられる人に、
そのストレスをぶつけてしまったりするのです。
怒りがうまくコントロールできない人、短気な人や、
接客業に従事していて、客からの理不尽な要求や文句に口答えせず、
本心を隠しながら対応しているような人は、かなりの思いを溜めこんでいます。
そのため、まったく関係のない人にストレスやイライラをぶつけるのです。
怒鳴る、大泣きする、物に当たるというのも同じです。

④固定観念がある
年齢を重ねるごとに経験値とともに自分の考え方ができあがり、
それを基準として生きることで自分への自信を見出すのですが、
これが固定観念になるので、年配者に多く見られます。
自分の考え方に執着する人は、トラブルに遇った際に、
自分の考えが間違っているはずがないので相手が割る色思い、
相手からしたら関係ないのに八つ当たり、みたいに受け取られます。




★『八つ当たり』の心理

八つ当たりとは、「自分を守る為の行為」です。
人間はトラブルが起き、負の感情を抱いたときに、
それを自分の内側に留めておくことはできません。
その状態をずっと続けると、精神のバランスを崩してしまうのです。
ただ場合によってはトラブル自体にその負の感情を、
直接ぶつけることができるとは限りません。
そこで、全く関係のない人に負の感情をぶつけてしまうのです。

この八つ当たりの行為を心理学では『置き換え』と表現します。
自分を守るために別の対象へ負の感情を向けることは誰にでもあることです。
上司に叱られてその場で言い返してケンカする人はあまりいないですよね?
しかし、そのままではイライラが残り負の感情は解消されません。
そこで自分より弱い立場の人へ感情をぶつけ、ストレスを解消しようとします。




★『八つ当たり』をしない方法

負の感情を八つ当たりに『置き換え』ているわけですが、
八つ当たりではトラブルや問題自体は絶対に解決しません。
しかし、そのまま負の感情を抱き続けるのも心身の負担になります。

そこで、『置き換え』の対象を他人から評価される行動にしてみましょう。
要は、自分の好きなことに思いっきりのめりこむのです。
実際スポーツや創作活動で負の感情を解消している方も多いのです。

八つ当たりする分のエネルギーを、好きなことへぶつけてみましょう。
⇒怒りを抑える方法もこちらで試してみてください。





★『八つ当たりされやすい人』の特徴

①受動的なタイプ
気弱で何か言われても言い返せないタイプです。
避けるともせず、されるがままになってしまいます。
八つ当たりする相手も黙っているので嫌がっていることに気づかず、
さらに八つ当たりをエスカレートさせてしまうのです。

②相手からの不満がある
相手が自分に対して普段から何かしらの不満を持っている場合、
八つ当たりされやすくなります。
不満やストレスや怒りの対象が別にあったとしても、
普段から不満を感じている人がいれば、それが一緒くたになってでてきます。
そのため別のことでイライラしていても、普段の不満をぶつけられてしまうのです。
その内容を聞いてみましょう、それが普段あなたに対して不満に思っていることです。

③自分より弱い人・対等な人
弱い人に対しては上からの物言いで遠慮なく八つ当たりできるので、
相手より立場が弱い人は八つ当たりされやすくなります。
また、対等な立場の友だちや恋人などもターゲットにされやすいです。
気心が知れているのと、対等なので気兼ねがないのです。

④ネガティブ思考
ネガティブだと気が弱く反論したり逃げ出したりできないからです。
ずっとネガティブなことばかり言っている人だと周囲がイライラし、
八つ当たりもされやすくなります。
普段からネガティブでいると、周囲が日頃からストレスに思うのです。

⑤優しい人
八つ当たりされても反論せず、相手を心配し励まそうとする人です。
ケンカにならないので、相手もそれに付け込んで言いたい放題です。
ただ、言い返さないのが優しい、と思うのは少し違うと思います。




★『八つ当たり』されたときの対処法

まず大事なことは、一緒になってキレないこと。
キレてしまえばケンカになって、収拾がつかなくなります。

怒りは不安の表れです。
何か不安になるようなことがあったんだ、と少し大きな目でみてあげましょう。

そんなに親密な相手ではない場合は、
軽くあしらって無視するか、その人からすぐ離れましょう。
自分には関係のないことでイライラしているので、
まったくそのとおり、自分には関係ないのです!
「あ~、そうですね~」とかるーくスルーしましょう。
どうしても何か言いたい場合は、相手が落ち着いてから、
自分がイヤな気持ちになったことを伝えれば、
今後の八つ当たりにも効果的かもしれませんね。


身近な人だった場合は、少し対応を変えてもいいと思います。
少し距離をとり様子を見てみてください。
その間に相手が少し落ち着くかもしれません。
不安を抱えているので、安心させてあげるのも良い方法です。
大切なのは、自分が相手の感情に引きずられてしまわないこと。

相手がリラックスできることをします。
マッサージや好きな料理を作る、週末小旅行へでかけるなど・・・
間違っても、「何があったの!?」と無理やり聞かないでください。
相手も頭や感情の整理をする時間が必要な場合もあります。

身体がリラックスしてくると、だんだん心も落ち着いてきます。
何か話したそうな場合は、「お疲れだね?」とちょっとした言葉かけで、
話し出すきっかけになるかもしれません。
また、自分のイライラが相手に伝わっているんだな、と気づきます。

話し出したら、じっくり聞いてあげましょう。
ここで、自分の意見は言わないでください。
『相槌』と『相手の気持ちに共感』これを徹底し、言葉を発しましょう。
どんなに正論でも、アドバイスは必要ないのです。





親しくない他人への八つ当たりはただの欝憤晴らしですが、
身近な人への八つ当たりは『信頼』の証です。
八つ当たりしたくなったら、自分は相手に甘えたいのだと、
八つ当たりされたら、相手は自分に辛くて甘えているのだと思ってください。
そうすればただただムカついてケンカに発展するようなことも、
きっと避けられるはずです。ε=ε=ε=ε= スタタタタ(ノ≧∇≦)ノ・。゜.☆ ドロン♪



関連記事:怒りを抑える方法と考え方

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