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みなさんは同時にいくつものことをしたりしますか?
例えば仕事で、電話で話しながらメールを書いたりとか、資料を作成したりなどです。
いくつものことを同時にこなしていると、効率的に仕事をこなしているような感覚になりますよね。
この複数の事柄を同時に行うことを『マルチタスク』と言います。
世間的にはマルチタスクが重宝され、同時に複数の作業をこなせる方が、
より知的で有能だと判断される傾向があります。
しかし近年の研究で、この
マルチタスクが人間の心身にダメージを与えることが分かりました。
★『マルチタスク』の影響
①生産性が下がる
マルチタスクは生産性を最大40%も下げてしまうという研究結果があります。
人間は2つ以上のことを同時にすることは不可能なので、
『マルチタスク』という言葉自体が間違っているそうです。
効率的にマルチタスクを行っている気分になっていたとしても、
実際は別々の作業を瞬時のうちに切り替えているだけに過ぎないのです。
作業を切り替える❝スイッチタスク❞の時間は0.1秒と言われますが、
そればかりしていると結果生産性が大きく下がってしまいます。
そしてその度に、認知力が低下するのです。
また、どうしても1つのことに集中しているときよりも、
ミスが増えたり作業スピードが低下してしまいます。
作業が複雑になればなるほど、この確率も高くなってしまいます。
②脳へのダメージ
マルチタスクは精神を疲弊させる脳の浪費となり、
放置するの認知機能低下に繋がる可能性があります。
マルチタスクが長年の習慣になっている人は、
脳の記憶を司る部分にダメージを与える可能性がある、
コルチゾールというストレスホルモンを分泌が促進されるのです。
脳が常にギアチェンジを繰り返している状態のため、
大したことができていなくてもストレスが高まり精神的に疲れてしまうのです。
★『シングルタスク』への切り替えを!
ストレスによる脳の損傷や心身の不調、そして作業の効率化を考えれば、
1つの作業に集中する『シングルタスク』へ変えていくことが一番です。
まずは物事をひとつずつ順番に終わらせていきましょう。
創造力と活力、集中力が高まるのを感じられるはずです。
≪シングルタスクを始める3つのポイント≫
1.脳を休ませる
1日に数回、数分間、頭を使う仕事から離れた方が生産性が高くなります。
休憩して脳のリズムがスローダウンすると余白ができ、ひらめきが降りてきたりします。
2.深く集中する
電話やメールをオフにして、1つのタスクに集中します。
まずは短い時間、10~15分くらいでも構いません。
その時間、集中するのに慣れたら、徐々に時間を伸ばしていきましょう。
1つのタスクに集中することで正確性とスピードが増し、創造力も増していきます。
3.To Doリストを作る
まずやることのリストを作ります。
その中からその日に最優先すべき2つのタスクを決めて、
まずはそのタスクから手を付けていきましょう。
≪シングルタスクの効果≫
1.目の前のタスクに気を散らさずに向き合えるようになる。
2.後回しになりがちな難しい作業を進められる。
3.時間の無駄に耐えられなくなり、より集中できるようになる。
4.価値があること、楽しいと思うことに対して集中的に時間を使えるようになる。
ストレスホルモンによる脳の損傷を抑え、作業の効率が上がっていけば、
かなりのストレスが軽減されるはずです。
物事をひとつひとつ丁寧に行っていく習慣を身につけましょう。
超人的なマルチタスクを行っているように見える人でも、
実際は1つの作業に強烈な集中力で取り組んでいるのです。
その後迅速に頭を切り替え、次の作業に取り掛かるという能力なのです。
ちなみに音楽を聴きながら、というのはマルチタスクには入らないそうです。
脳には音楽を聴くための別の部位があるので、音楽を聴きながら仕事も大丈夫です。
バイノーラルビートを聴きながらシングルタスク。
とても効率が上がりそう!♪ ( ◖ ̄▽)o"_/|カタカタ
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2015-10-14 22:00
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