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安全欲求と自己実現欲求の葛藤について~コンフォートゾーンの抜け出し方 [ストレスを溜めない考え方②]


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人間は本能として『安全欲求』を持っています。
安心できる場所で安全に暮らしたいという自己保存の本能です。
朝起きて身支度をし、同じ時間の電車に乗り、仕事をする・・・
決まった生活を送っている環境を『コンフォートゾーン』と呼びます。
危険などなく安全で快適な範囲という意味です。
私たちは日々の生活をこのコンフォートゾーンで過ごすことが多いのです。




★『安全欲求』の外側

毎日毎日何が起きるか一秒たりとも気が抜けなかったらそれは大変なことです。
そういう意味である程度のコンフォートゾーンは人間の安全欲求を満たす上で、
非常に重要な役割を担っていると言えます。

ただ、何かに挑戦したり成長したりしたいとき、大きな変化を求めるときには、
このコンフォートゾーンが足かせになる場合があります。

少し勇気を出してこのコンフォートゾーンの外側に踏み出すだけで、
単調な毎日を抜け出し、未知の世界を体験することができます。
可能性が広がり、自分自身の劇的な変化を期待できます。
考え方の変化や新たな仲間との出会い、より刺激的な毎日を送り、
今まで考えたこともなかったような『自己実現』を可能にすること、
この確率を高められるのがコンフォートゾーンを抜け出す大きな意義なのです。




★『自己実現欲求』

自分の適性・能力を発揮したい、自分を成長させたいという欲求です。
ストレスとは、人間の欲求が満たされないときに起こるのですが、
人間がは外的に求める欲求が満たされていると、内的に満たされたいと思い始めます。
今現在の日本で考えれば、この自己実現欲求が満たされないことによるストレス、
これを抱えている人たちがとても多いのではないでしょうか?


≪マズローの5段階欲求≫

1.生理的欲求…生きていく為の基本的な欲求(食べたい・寝たいなど)
2.安全欲求…安全で安心できる暮らしがしたい(家・健康状態など)
3.社会的欲求…孤独感を避け、社会的安心が得たい(集団への所属、仲間など)
4.尊厳欲求…外的認知(他者に認められたい、尊敬されたいなど)
5.自己実現欲求…自己実現願望(自分の能力を活かし創造的活動をしたいなど)

1,2,3は外的欲求、4,5は内的欲求に分けられます。




★『安全欲求』と『自己実現欲求』

安全欲求などの外的欲求から自己実現欲求などの内的欲求に移行する場合、
誰しもが矛盾と戦わなくてはなりません。
自己実現をするにあたっての恐怖感や不安感、危機感などを認識していたとしても、
安全欲求を求める動きによってブレーキがかかってしまうのです。

今までの生活を変化させるためコンフォートゾーンからの脱却を決意しても、
それが上手くいかなかったり、しり込みしてしまったり。
なぜなら、人間は本能的に「未知の世界」を怖がる傾向にあるからです。
「頑張ったって無駄だよ、辞めておいた方がいいよ。」
「また失敗したらどうするの?」
「それに何の意味があるの?時間の無駄じゃない?」
他者だけでなく、自分の中にこのような声を聞くことはありませんか?

自己実現するためには、自分を変化させなくてはなりません。
その変化とは自分自身だけに留まらず、環境をも変化させる可能性があります。
今まで生きてきた安全に暮らせている環境を捨てて、
新しい、危険が潜むかもしれない環境に挑むことになるのです。
最も根底にある生理的欲求や安全欲求を脅かしてまで自己実現欲求を追求するのか?
という葛藤を持ったまま進もうとすれば、その思いがブレーキとなり、
自己実現を不可能にしたり、まったく思い描いていたものと違ったものに変えたりします。
この葛藤から抜け出せず、流されていく生活を送ってしまう可能性があるのです。




★『コンフォートゾーン』の抜け出し方

まず、目的意識(ゴールの認定)を持ちましょう。
そして、それを開始するときの始動にポイントを当てて考えます。
人間は「不安はすぐに解消したい」と考える生き物です。
劇的に変化させようという傾向を提示します。
目的を持つとそれをすぐに実現させたいという感情から頑張ってしまいます。
効果的に自己実現させるためには、
『始動してから一定の期間はゆっくりと進む』
という行い方が結果的にはうまくいきます。
最初はコンフォートゾーンの内側と外側を行き来したっていいんです。
そうやって外側の世界に自分を慣らしていきます。
こうして安全欲求と自己実現欲求の葛藤を経験することで慣れていき、
その葛藤状態の扱い方を身につけていけます。
要はその状態に慣れてしまえば、次に進むときにも上手くやれるのです。

そして、『コンフォートゾーン』というのは、新しい環境に慣れることで広がっていきます。
広がったコンフォートゾーンからまた抜け出すことで、更なる広がりを見せるのです。
いずれここもコンフォートゾーンになる、と思えれば、
安全欲求が警鐘を鳴らして足止めするのも弱められるかもしれません。





はるか昔、まだ人間が自然の中で生きていたころ。
安全欲求は生きるために非常に重要なものでした。
未知の世界に足を踏み入れれば、すぐに死に繋がってしまう可能性が高かったからです。
現在において生死を問うような状況以外でこのシステムが作動することは、
成長する過程においてはあまり有益に働くことはありません。

「やめた方がいいよ・・・」
安全欲求の声が聞こえたら無視せずに、安心させてあげましょう。
「心配してくれてありがとう。でも大丈夫、一緒にいこうね。」
自分の内側に語りかけることで、人間は落ち着いたりするんです。
そうして、ゆっくりでいいので、コンフォートゾーンの外側を覗いてみませんか?
もし、今の自分を変えたいと思うなら・・・| |ω・`)チラ…


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