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認知の歪みの治し方⑩~『個人化』 [ストレスを溜めない考え方②]


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個人化は自己関連づけともいわれます。
あらゆることの原因を自分に結びつけてしまう思考です。
否定的な良くない出来事はすべて自分のせいだとします。
まったく自分に責任が無かったり、自分だけの責任では無いことにおいて、
すべて自分が悪いと必要以上に自分を責めたりします。




★『個人化』の問題点

現実の出来事全てに自分が影響を及ぼすことができるという、
無根拠な信念によって個人化は行われます。
人間は確かに、影響を与え合っています。
しかし、起こることの全てがその影響によるものではありません。
他人が自身で決めた行動やその結果に対しては、その人が責任を取るべきであって、
自分が悪いと思ってしまうことが周囲から見ると滑稽に映る場合もあります。
他人に100%の影響を及ぼすことは不可能なのです。

人間には容量があるので、自分の分はなんとかなっても、
他人の分まで背負い込むのは難しいです。
自分が悪いと思っていれば精神的にも悪影響がありますし、
その状態では尚更他人の分まで責任など取れないでしょう。
結局、疲弊して身動きが取れなくなってしまいます。

また、「全部自分が悪いんです」と思っていると、それで終わりがちです。
悲劇のヒロインばりに嘆いて、そこから何もしようとしない。

現実に悪い状態ならばそれを変えていかなければなりません。
自分を責めて嘆くことばかりに集中し、
そこから一歩も進まないことが問題なのです。




★『個人化』の改善方法

「上司の機嫌が悪いのは自分のせいだ。」

その根拠は、どこにあるのでしょう?
自分とはまったく関係のない理由があるのかもしれません。
自分のせいだとしても、上司が自分の責任を擦り付けてきているのかもしれません。
自分でもんもんと憶測せずに、言葉に出して聞いてみてください。
「いやぁ、実はさ…」なんて全く自分と関係の無い話が始まるかもしれません。
それでホッとできるのですから、いつまでも抱え込んでも仕方ないです。
機嫌が悪いからと気を遣っていると、その態度に相手がイライラすることもあります。

「友だちにあなたが悪いと言われた。」

罪悪感や自己嫌悪でいっぱいになってしまう人も居ると思います。
ただ、人間関係やそれが関わってくる仕事などは、
どちらか、あるいは誰か一人が100%悪いなんてことはほとんどありません。
人は誰かを非難しているとき、自分自身の責任は忘れがちですが、
その人の責任まで自分が背負い込む必要はないのです。
どこからどこまでを、お互いにどうやって責任を取るか、
話し合って反省し、責任を取ることが大切なのです。

自分のせいで悪い出来事が起こることもあります。
でも自分を責め続けるのと、責任を取ることは違います。
自責の念が心に沸いて来たら注意してください。
「本当に自分がすべて悪いのかな」と、まず疑問を持ってください。
その出来事を改善したいのなら、改善点は誰に責任があるのかを見る事も必要です。




「すべて自分が悪い」出来事など、世界にはそうないことを覚えておいてください。
すべて人のせいにすることも自分のせいにすることも極端過ぎるのです。
電車が遅延して約束の時間に遅れてしまっています。
「全部私のせいだ!ごめん!」言われた友達は「?」。
電車の遅れを個人のせいにするなんておかしくないですか?
つまり、そのくらい、責任の所在がないのに自分が悪いというのは滑稽です。
世界の出来事は善い悪いで判断できるものばかりでもありません。
必要以上に罪悪感を持つ必要もありません。
善悪を判断する前に、自分のしんどいことはやめてみましょう。
それ、本当にあなたの荷物ですか?┗(-ω-;)┛オモィ・・・ッ


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