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認知の歪みの治し方⑥~『結論の飛躍』 [ストレスを溜めない考え方]


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結論の飛躍とは、一見順を追って考えられた結論のようにみえても、
どこかで合理的な思考を飛び越えて答えが導き出されます。
途中の段階で、そう考える合理的理由が見当たらなくなります。

結論の飛躍には2種類あります。
それぞれ見ていきましょう。



★『結論の飛躍』2種類

①心の読み過ぎ・読唇術(mind reading)
相手のちょっとした言動だけで実際に本人には確認せず、
相手がどう思っているかを決めつけてしまうことです。

例えば、
友達が朝あいさつをしたのにそっけない態度でした。
心を読み過ぎると、こんな風に考えます。
「何か機嫌を損ねるようなことをしたのかな?」
「きっともう話しもしたくないんだろう。」
「嫌われてしまった・・・」
実際はその友達は出がけにお母さんとケンをして不機嫌だったのですが、
嫌われたと思ってしまっているため、
相手に気まずい反応をしたり、逃げ出したりしまったり。
友達は避けられている理由が分からないのですから、
状況や関係を悪化させてしまうことになります。

こんな風に考えていると、人間不信や人間嫌いになってしまい、
社会生活に不具合が生じたり、大切な人との関係が悪くなり疎遠になるなど、
自分自身にとってとても辛い状況になってしまうこともあります。
当たり前なのですが、他人の心を全て把握することはできません。
言動や表情によってある程度察することは可能ですが、
完全には分かりません、勘違いするくらいなのです。
相手に気持ちを確認したり、もう少し様子を見たりしてから、
その後の対応を考えても遅くはありません。


②先読みの誤り・間違った予言(the fortune teller error)
誰にもわかるはずのない未来を決めつけてしまうことです。
どんな非現実的であっても、必ずそれが起こると信じてしまいます。

例えば、
「好きな人に告白して振られた。」
「自分は愛される価値のない人間だ。」
「もう絶対恋人なんてできないだろう。」
「永遠に孤独だ・・・」
相手は嫌いではなかったが恋人がいたので断っただけだったのですが、
愛されることは無い、とこれから先を決めつけています。

このような予見に支配されると、もう何をする気も起きません。
否定的な先読みが希望を奪い、無気力になってしまいます。

人の心以上に、未来を正確に知ることはできません。
明日、1時間後、1秒後だってどうなるか分からないのです。
もちろん悪い事も起きるかもしれませんが、良い事だって起きるのです。
危機対策として先を読むことはとても重要です。
ただ、事実確認をしっかりしておかないと、その後の対応を間違います。
本当にそうなのか?検証してみてから、行動してください。





事実かどうかも分からないことを、そうだと思っているだけなのです。
分からないことに無理やり結論をつける必要はないんです。
誤解や間違った予見をすることは誰にでもあります。
その考えに縛られるか、縛られないかの違いです。
縛られないためには、力を抜いて検証し、ニュートラルな状況を探してください。
世の中、大抵のことは取返しがつきます。
決めつけてしまう前に、他の判断の仕方がないか考えてみましょう。
とりあえず分からなくてもいいや、くらいの気持ちで! アイターΣ(ノ∀`○)ワカンネ


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